瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

祖母の蔵書(38)クライブ・カッスラー

まづ6冊、クローゼットで割合綺麗な状態のものを見付けていたが、その後、8月26日付(33)の最後に述べたように、居間の隅にあった9段の簞笥から13冊も纏めて出て来たのである。但し背表紙を上にしてあったので撓んでおり、全体に状態は良くない。仮に◎を附…

祖母の蔵書(37)ナンシー・ピカード

今のところ寝間の本棚と客間のクローゼットから7点9冊を掘り出した。まだあるかも知れないし、もうないかも知れない。 ハヤカワ・ミステリ文庫『ジェニー・ケイン・シリーズ』宇佐川晶子 訳 早川書房 3030〈HM(164)-1〉『恋人たちの小道』一九九一年七月三…

祖母の蔵書(36)柴田錬三郎

・新潮文庫 新潮社 祖母は時代小説のうちで剣豪小説も好みだったらしく、新潮文庫の『眠狂四郎』を冠するものは全て買い揃えていた。――『眠狂四郎』以外のものは殆ど見当たらなかったので、他社の文庫とともにここに纏めて取り上げて置こう。 ・新潮文庫『眠…

祖母の蔵書(35)藤沢周平③

8月14日付(24)に見たように、祖母は平成12年(2000)頃に『用心棒日月抄』シリーズ全4冊(新潮社)を文庫版で揃えていたのだが、単行本(四六判上製本)も揃えていた。文庫版の方は、妙に綺麗だったが、寝間の本棚に収まっていた単行本は繰り返し読んだら…

祖母の蔵書(34)大沢在昌

いよいよ全貌が見えて来たようである。いや、見えて来たように、思う*1。 地元の古本屋に相談して見たところ、昭和の流行作家の作品は買い取らないそうだ。そうすると、素直に流行作家の作品を読んでいた祖母の蔵書はどうにもならないことになる。しかし、そ…

祖母の蔵書(33)ジェフリー・アーチャー

昨日の記事を読んだ家人が「猫」のシリーズをこんなに持っていたなんて知らなかった、と驚いていた。祖母は家人にドイルやクリスティやクロフツなど海外推理小説、『赤毛のアン』や『ハイジ』などの少女小説、それから松本清張なども薦めて読ませていて、新…

祖母の蔵書(32)リリアン・J・ブラウン

次のシリーズは寝間の本棚に多かったが、客間のクローゼットや仏間の硝子棚にもあって20点24冊(4点ダブリ)*1が見付かった。なお『猫は14の謎をもつ』はシャム猫ココが主人公ではない、すなわちシャム猫ココ・シリーズではないのだが、猫の短篇集としてここ…

道了堂(99)

昨日の続きで「日本農業全集月報」に「「絹の道」をゆく――東京・八王子市鑓水にて――」を寄稿している山田桂子(主婦・農書を読む会会員)について。 ありきたりな「山田」と「桂子」を組み合わせた名前の昭和50年代の「主婦」のことなど検索しても分かりそう…

道了堂(98)

昨日の続き。 井上善治郎(1924.1生*1)は新編『埼玉県史』の専門委員会の民俗部会の委員で、当時熊谷市文化財保護審議委員であった。2013年まで、主に自刊で研究成果を刊行しており、埼玉県立熊谷図書館や熊谷市立熊谷図書館にて閲覧出来る。そうすれば経歴…

道了堂(97)

昭和32年(1957)に「絹の道」碑が建ち、これが昭和47年(1972)10月26日に八王子市指定史跡「絹の道」として公式名称のようになる頃から、7月31日付(93)に見たように新聞が「絹の道」を取り上げ、その盛衰を象徴するかのような道了堂の荒廃ぶりにも触れる…

祖母の蔵書(31)エド・マクベイン

昨日、いきなり翻訳小説を取り上げてしまったが、祖母は海外の推理小説が好きで、ドイル、クロフツ、クリスティを始めとしてかなりの冊数がある。――終戦後、恩給が停止され戦争未亡人として子供を抱え、女学校の同級生が始めた小料理屋を手伝ったり、三兄の…

祖母の蔵書(30)ドロシー・ギルマン

・集英社文庫 柳沢由実子 訳 祖母は Dorothy Gilman(1923.6.25~2012.2.2)を愛読していたようで、The Mrs. Pollifax series は全14作を揃えていた。クローゼットに13点14冊あったのだが、もう1冊も持っているのではないかと思って、仏間の硝子棚を見たら何…

祖母の蔵書(29)内田康夫

後述するように内田康夫を愛読していたことは知っていたのだが、ほぼ全て本棚やクローゼットに仕舞い込まれていたので、取り上げるのが遅くなった。今回掘り出したのは昭和末から平成12年までに刊行されたものに限られていて、今世紀に入ってから出た本がな…

祖母の蔵書(28)俳句・俳諧①

祖母は句作もしていたらしいが結社に属した訳ではなく、短歌とともに女学校以来、嗜みとして物していたらしい。まだノートや手帳類には手を着けていないので、これから実作が見付かるかも知れない。 句に関する思い出としては、――夫が戦死した後、夫の郷里に…

祖母の蔵書(27)池波正太郎③

本棚に収まっていない文庫本は粗方処分したと書いたけれども、寝室の本棚の前にある、ティッシュBOXを使って作った本立てに並んでいた上製本を忘れていた、同じ場所にはもう1つ、鞍馬天狗が詰めてある紙袋があるのだが、撓んでいる上に埃を被っているので、…

祖母の蔵書(26)梅原猛

そろそろ硝子戸棚に仕舞い込まれていた本も片付けて行かないといけなくなった。そこでその手始めに、祖母は愛読していたのだけれども、8月8日付(21)に述べたように、私は余り惹かれない梅原猛の本を処分することにした。 ・『黄泉の王―私見・高松塚―』昭和…

祖母の蔵書(25)藤沢周平②

昨日の続きで文春文庫その他。歿後の関連本もここに含めた。 ・文春文庫 文藝春秋 192―2『一茶』1981年12月25日 第1刷・定価 360円・332頁*1 一茶 (1981年) (文春文庫)文藝春秋Amazonふ 1 3『喜多川歌麿女絵草紙』1982年7月25日 第1刷・1997年2月15日 第…

祖母の蔵書(24)藤沢周平①

・新潮文庫 祖母は藤沢周平を愛読していたようで、単行本も少なからず見受けられたが、差当り文庫版を持って帰って来た。 新潮文庫2741/ふ-11-1『用心棒日月抄』昭和五十六年 三 月二十五日 発 行・平成 十 二 年 六 月 十 日 五十五刷・定価590円・402…

道了堂(96)

・「八王子の絹の道点描」(3) それでは絵葉書の裏面、絵を眺めて行こう。鉛筆のスケッチで、彩色されていない。絵と同じく黒もしくは濃い灰色で楷書体のキャプションを図中に配する。赤の白文方印「輝」のみ色刷。用紙はクリーム色。 番号は打たれていな…

道了堂(95)

・「八王子の絹の道点描」(2) 絵葉書の図柄に触れるつもりであったが地図と刊行時期について長くなってしまったので次回に譲る。 * * * * * * * * * * 昨日、私の手許にあるものと、かたくら書店が廃業前年に販売していたものとでは、紙ケース…

道了堂(94)

・「八王子の絹の道点描」(1) ケース(16.9×10.8cm)は淡い橙色の獣皮風のエンボスの厚紙で、表紙を右に開くと内側に地図(20.6×11.6cm)が黒で印刷されている。北が左で、上部は左側を折返し(4.8cm)て下を留めて葉書を引っ掛けるポケットにしているの…

祖母の蔵書(23)司馬遼太郎②

祖母は『街道をゆく』の文庫版を17冊(うち1点ダブり)所蔵していた*1。既に書いたように仏間の本棚、寝室の本棚、客間のクローゼットの3箇所に分散して収まっていたので、或いはまだ他にあるかも知れない*2。 司馬遼太郎は人気があるせいか、版元が改装して…

祖母の蔵書(22)吉川英治①

私は、2011年1月1日付「森鴎外『雁』の年齢など」にも書いたように、皆が読むような本は別に私が読まなくたって良いだろう、と云う考えだったので吉川英治は読む機会がなかった。吉川英治記念館には、もう30年くらい前、父と御岳山に登った序でに立ち寄った…

祖母の蔵書(21)永井路子

午前に借家の契約更新に不動産屋に行き、ついでに祖母宅に立ち寄り梅原猛の本を持ち帰る。古代史が好きだったので好んで読んでいたそうだ。私は様々な批判の方が先に眼に入って、結局読んでいない。表章が最晩年に、世阿弥の出自について梅原氏が偽古文書を…

祖母の蔵書(20)杉本苑子

・中公文庫 A97-2『江戸を生きる』昭和五十四年 九 月二十五日印刷・昭和五十四年 十 月 十 日発行・¥ 三六〇・中央公論社・308頁江戸を生きる (1979年) (中公文庫)作者:杉本 苑子中央公論社Amazon・中公文庫 A97-2『江戸を生きる』昭和五十四年 九 月二十…

祖母の蔵書(19)池波正太郎②

・講談社文庫『仕掛人・藤枝梅安』 い 4 13『梅安乱れ雲』昭和61年11月15日第1刷発行・定価420円・325頁梅安乱れ雲―仕掛人・藤枝梅安 (講談社文庫)作者:池波 正太郎講談社Amazonい 4 17『梅安影法師』1990年10月15日第1刷発行・1991年11月1日第6刷発行・…

祖母の蔵書(18)池波正太郎①

・文春文庫『鬼平犯科帳』*1 142―1(一)1974年12月25日 第1刷・1980年12月1日 第10刷・定価 320円・301頁鬼平犯科帳 (1) (文春文庫)作者:池波 正太郎文藝春秋Amazon142―2(二)1975年4月25日 第1刷・1978年11月30日 第5刷・¥320・302頁鬼平犯科帳 (2)…

祖母の蔵書(17)北原亞以子

・講談社文庫『深川澪通り木戸番小屋』 き 26 1『深川澪通り木戸番小屋』1993年9月15日第1刷発行・2000年8月31日第16刷発行・定価495円・270頁深川澪通り木戸番小屋 (講談社文庫)作者:亞以子, 北原講談社Amazonき 26 4『深川澪通り燈ともし頃』1997年9月1…

祖母の蔵書(16)平岩弓枝④

祖母のクローゼットに詰め込まれていた文庫本の、第1列には他にも平岩氏の小説が何冊かあった。 ・文春文庫 168―7『藍の季節』1978年10月25日 第1刷・1979年10月1日 第4刷・定価 280円・264頁藍の季節 (文春文庫 ひ 1-7)作者:平岩 弓枝文藝春秋Amazon168―…

祖母の蔵書(15)平岩弓枝③

昨日、中身を改めて持ち帰った紙袋に入っていた10冊と、別にあった1冊(『横浜慕情』)について。 ・『御宿かわせみ』文藝春秋・四六判並製本 『源太郎の初恋』一九九七年六月十五日 第一刷・定価1095円・264頁「源太郎の初恋」―御宿かわせみ作者:平岩 弓枝…