瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

事故

鉄道人身事故の怪異(5)

昨日の続きで小池壮彦『日本の幽霊事件』の「追ってくる屍体」について。 小池氏は導入として稲川怪談を2つ紹介してから、この手の話の解説に入ります。143頁10行め〜144頁8行め、 ‥‥。「追ってくる上半身」という話は、実に多くの人/の記憶の中に棲むらしい…

鉄道人身事故の怪異(4)

4月23日付(3)の続き。 この、列車により下半身を轢断された上半身が這って追って来る、という話は、小池壮彦『日本の幽霊事件(幽BOOKS)』(2010年7月16日初版第一刷発行・定価1300円・メディアファクトリー・238頁・四六判並製本)でも取り上げられてい…

鉄道人身事故の怪異(3)

4月21日付(2)の続き。 前回引用した「奇談メモ」は、単行本『呪いの都市伝説 カシマさんを追う』に取り込まれた際には次のように書き改められています。75頁2〜10行め、 また、昭和10年(1935)5月31日付けの東京朝日新聞には、「係官に明瞭な答 両足…

鉄道人身事故の怪異(2)

4月1日付(1)の続き。 松山氏の『呪いの都市伝説 カシマさんを追う』では、65〜85頁「第四章「四肢欠損の呪い」考」に、カシマさんの由来について、踏切事故で体がバラバラになったという原田宗典『いろはに困惑倶楽部』、両脚を切断されたという「▼90年 …

鶴見事故(3)

3月21日付(2)の続き。 * * * * * * * * * * 日比谷線の脱線衝突事故からの類推、そして鶴見図書館蔵のアルバムに貼付される写真から、上り1両めの衝突位置は3〜4両目の連結部とすべきだというのが、私の見当である。連結部だから僅かcm単位で噛…

鶴見事故(2)

昨日の続きで、横浜市立鶴見図書館蔵のアルバムについて。 * * * * * * * * * * 内容については細かく覚えてはいないが、白黒でサイズも小さく、何よりも事故現場の記録ではないから生々しさは全くない。関係者による事故原因の捜査資料が、没後市…

鶴見事故(1)

以前から、事故や事件に興味がある。まぁみんな事件に興味があるから、松本清張が読まれ続け、2時間ドラマが飽きもせず作られ続けているんだろうけれども。 私などは本を読んでも間違いが気になるくらいで、事故などもどこに間違いがあってこんなことになっ…

七人坊主(36)

「朝日新聞」は「毎日新聞」に比して締切が早かったものか、19日夕刊では被災者の数も確定値ではなかった。従って翌日の朝刊に続報が出ている。第23985号・昭和27年11月20日(木曜日)の(七)面13段めに大きく「五死体発掘」との見出しと「八丈島の土砂崩れ…

七人坊主(35)

「朝日新聞」の縮刷版を見て行くと、事故発生の前日にも八丈島に関する記事が出ていた。「七人坊主」とは関係ないが、ついでに引用して置く。第23983号・昭和27年11月18日(火曜日)夕刊(三)面10段め、見出しは「“七島熱”続発/八丈、三宅島」。年齢表示の…

七人坊主(34)

2011年12月18日付(33)から随分経ってしまったが、ここで年末にメモして置いた、昭和27年の事故の新聞記事を紹介して置きたい。小池氏が参照している地元紙「南海タイムス」は、まだ見る機を得ないので、全国紙の縮刷版から拾って見る。 まず「毎日新聞」第…