瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

TVドラマ

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(20)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(13) 昨日の続き。 ・第7回(2)古田③ 古田(綾田俊樹)の身の上話は第6回の最後から第7回の冒頭に語られている。 まづ、第6回から見て置こう。真利子(木の実ナナ)に呼ばれて帰って来た竹次郎…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(19)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(12) 昨日の続き。 第6回では続いて、竹次郎(林隆三)が古田(綾田俊樹)を避ける本当の理由、出征時の職人仲間で集めた餞別30円を預かって、それを使ってしまったことが説明される。家に戻った竹…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(18)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(11) 昨日の続き。 ・第6回(4)古田② 1月7日付(10)に見た第2回、昭和16年(1941)2月に出征して以来音信不通だった竹次郎(林隆三)の漆職人仲間の古田(綾田俊樹)が「尋ね人の時間」を使って…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(17)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(10) 昨日の続き。 ・第6回(3)テレビ 松原組では見習いの安夫と政吉は帰省して、松原源治(金田龍之介)定子(今井和子)夫婦が炬燵に入ってのんびりテレビを見ていたが、そこにたけし(小磯勝弥…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(16)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(9) 昨日の続き。――こんなに長く続けるつもりはなかったのだが、2018年7月13日付(05)まで、近所の図書館のリサイクル本コーナーで入手した布勢博一『シナリオ』2冊について述べ、口絵写真を眺めて…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(15)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(8) 昨日の続き。 ・第6回(1)英一郎② この回で「昭和三十年正月」になる。 さて、『シナリオ』と比較して気付かされるのは、1月10日付(13)に推測した長男・英一郎の状況が、やや詳しく書き込…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(14)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(7) 昨日の続き。 ・第5回 グローブ② 1月9日付(12)にも触れた冒頭、63頁上段2行め~下段13行め「●西野家・表(昼)」は、たけし(小磯勝弥)が祖母の菊(千石規子)にグローブ代をもらって飛び出…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(13)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(6) 昨日の続き。 ・第4回(2)英一郎① 西野家の長男・英一郎は、母・真利子譲りの頭の良さと忍耐力で、貧乏な家庭で育ちながら東京大学に進学している。当時は理科3類の創設前なので理科2類に合…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(12)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(5) 先刻、NHKプラスの見逃し配信で、やっと第15回(最終回)まで、メモを取りながら一通り再見し終えた*1。 しかし、見ているうちに気付くところがあるので、メモするポイントは次第に増えて行…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(11)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(4) 昨日の続き。 ・第3回 第2回の最後、グローブ代を稼ぐために*1父・竹次郎(林隆三)の仕事を手伝いに行った先が、好意を抱いている宮森圭子(岡崎由喜枝)の家で、圭子がピアノの稽古をしてい…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(10)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(3) 昨日の続き。 ・第2回(2)古田① 昭和29年(1954)の年末、竹次郎が不在の一家5人で穏やかに(?)過ごしているうち、つけてあったラジオから「尋ね人の時間」が流れてくる。 ドラマでは、例…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(09)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(2) 「出演」について、ジャンル別に纏めて確認する予定は変えていないが、場面ごとに、気になった人について取り上げて行くことにした。当時の俳優について余り知識がない私には、ざっとネットで検…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(08)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」シナリオとの異同(1) オープニングクレジットの「出演」を一覧にした余勢を駆って、出演者について一通り確認して置こうと思ったのだが、そのためにはやはり見直しが必要で、しかし録画し損ねたのでNHKプラスの見…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(07)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」出演(2) もう35年前のドラマであり、西野家も半数が鬼籍に入ってしまった。子役を中心に、藝能活動を辞めてしまった人も少なくない。 一般社団法人 映像コンテンツ権利処理機構(aRma)の「放送番組に出演された方々…

ビートたけし『たけしくん、ハイ!』(6)

・銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」出演(1) NHKではこの年末年始、銀河テレビ小説「たけしくんハイ!」全15回を、3回ずつ、12月29日、30日、31日、1月2日、3日と5日にわたって放送してくれた。 29日、起きてテレビを付けたら第2回が終わるところで…

閉じ込められた女子学生(28)

・「不思議な世界を考える会会報」(8) それでは、問題のある典拠について見て置きましょう。次いでに話の時期についても考えて見ることにします。 【D】典拠 ②233頁下段6~8行め 同20号(90年7月)●「ヤングの知っているこわい/話」(4)上田渡編 信州豊…

内館牧子『必要のない人』(2)

久しく歩かなかったせいで臀部の肉が落ちていたせいか、起きたら尻が痛かった。しかし午後まで持ち越さなかったから大した痛みではない。まぁせいぜい3時間乗り続けただけなのである。今日は朝から晴れて、昨日と同じ時間に都内に自転車で出たら、途中でへた…

図書館派の生活(5)

今週、都内の図書館の返却期限が来るのだが、これはもう、守らなくても良かろうか。 館によっては来月中旬まで完全休館してしまうところも出て来た。 先刻、今日の東京都の感染者数が減った、と受け取られそうなニュースが出たが、実は日曜日に都ではPCR検査…

飯盒池(6)

・松谷みよ子『現代民話考Ⅱ 軍隊』(2) 昨日の続き。 それでは、これら備品をなくして自殺した兵士の幽霊が、失くしたものの名を呼ぶと云う怪異談で、どうして彼らが自殺にまで追い詰められてしまったのか、その説明をした辺りの記述を抜いて置きましょう…

大河ドラマ「平清盛」(1)

最初は兵庫県知事が映像が汚いと文句を付けるくらい迫真(?)の描写であったのが、海賊兎丸(加藤浩次)が出て来て次第に怪しくなり始め、それでも保元の乱くらいまでは悪くはなかったが、公家たちの前でドヤ顔で俺は家族が大事だぜみたいな変な和歌? を詠…

田中貢太郎『新怪談集(実話篇)』(03)

話を検討する場合、私は原典に遡って考察しようと思う。なるべく話の発生時期に近いものを探して、妙な賢しらが加えられていないものを見たいと思う。それが出来ない場合、複数の話を並べて原型を追究しようと思う。だから、どうしても再話・リライトを好き…

吉行淳之介『恐怖対談』(1)

吉行淳之介(1924.4.13〜1994.7.26)の小説は、殆ど読んだことがない。有名作家の作品は他の人に任せて置けば良いと思っていたのと、題材にされている娼婦に興味も親しみも覚えないからである。落語の廓噺も好きではない。勉強のために聞いたので、大して面…

赤いマント(181)

・『田辺聖子全集』別巻1(二〇〇六年八月十日第一刷発行・集英社・口絵+521頁・A5判上製本)田辺聖子全集 別巻1 年譜・田辺聖子で読む昭和史/対談と鼎談/田辺聖子論二編/初出一覧作者: 田辺聖子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08/04メディア: 単行…

江馬務『日本妖怪變化史』(3)

・中公文庫『日本妖怪変化史』(3) 改版と改版2刷の本体を比較して見る。 181頁までは(恐らく)一致。詳細は初版と比較しつつメモするつもり。 181頁の裏、奥付の前の頁に明朝体縦組みの「編集付記」がある。 改版は中央下寄りに、まづ1字下げで「編集付…

連続テレビ小説「なつぞら」(1)

しかし連続テレビ小説「なつぞら」が酷くて引いている。――登場人物が現代風の美男ばかりなのは、もう仕方がないと思っている。連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)作者: 大森寿美男,NHKドラマ制作班,NHK出版出版社/メーカー: NHK出版発売日: …

赤いマント(172)

【4月18日追記】「赤いマント」記事に使用する資料の確認と云うことで始めた『三田村鳶魚日記』の検討が長くなりすぎたので、今更ながら『三田村鳶魚日記』に改称することにしました。すなわち「赤いマント(172)」を4月6日付「『三田村鳶魚日記』(01)」…

川端康成『朝雲』(8)

・「文學ト云フ事」(4)夜道 名場面はもう1つ、家政科のバザアの帰り、夜道を一緒に歩く場面がある。ここに流れる André Gagnon の “L'eternel retour” も、昨日触れた縄跳びの場面の “Lettre à Clara” に劣らぬくらい、上手く嵌っている。227頁7行め~228…

川端康成『朝雲』(7)

・「文學ト云フ事」(3)縄跳び 昨日の続きで、まづ縄跳びの場面を見て置こう。『川端康成全集』第七卷218頁3~16行め、 冬が來ると學校の庭で繩飛びがはやつた。偶然だらうけれど、私が飛び込んだところへ、あの/方も入つてらした。私の肩につかまつてい…

川端康成『朝雲』(6)

・「文學ト云フ事」(2) さて、菊井先生を演じた緒川たまき(1971.2.11生)は満23歳。 yen-rakuウェブサイト「interzone」の「『文學ト云フ事』アーカイヴズ」の「第17回 川端康成『朝雲』 」の、yen-raku氏の「■所感・その他」には、「内容的には美人教師…

川端康成『朝雲』(5)

・「文學ト云フ事」(1) 25年前の深夜に見たときの記憶はさすがにない。10年前に某巨大動画サイトで予告編部分のみを見た頃までは、少々覚えていたように思うのだが、今となってはもう、動画サイトに上がっているものと、yen-rakuウェブサイト「interzone…