瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

森鴎外『雁』の文庫本(3)

 新潮文庫46『雁』については、
・昭和二十三年(1948)十二月五日発行 本文(歴史的仮名遣)+解説(片岡)※未見、推定。
・昭和四十三年(1968)三月三十日四十二刷改版 本文(現代仮名遣)+注(三好)+解説(片岡)
・昭和六十年(1985)十一月十五日七十六刷改版 本文(現代仮名遣)+注解(三好)+解説(竹盛)
・平成二十年(2008)二月二十五日百十刷改版 本文(現代仮名遣)+(千葉)+(竹盛)
という具合に改版されてきていることを、次の諸刷を参照して確認した。
太字1月5日付(1)で参照したもの。それ以外はその後の追加(今後はここにどんどん追加して、注*1
・昭和五十三年十月三十日六十一刷(¥120)
・昭和五十七年九月十五日六十九刷(¥ 140)*2
・昭和六十年七月五日七十五刷(定価200円)
・昭和六十年十一月十五日七十六刷改版
・昭和六十三年二月二十日八十一刷(定価200円)*3
・平成四年一月二十日八十九刷(定価272円)*4
・平成五年四月二十五日九十一刷(定価272円)
・平成六年九月五日九十三刷(定価272円)
・平成七年六月三十日九十五刷(定価286円)*5
・平成十年六月十日九十九刷(定価286円)
・平成十一年一月二十日百刷(定価286円)*6
・平成十一年九月十日百一刷(定価286円)*7
・平成十三年六月二十日百三刷(定価286円)*8
・平成十五年四月二十日百五刷(定価286円)*9
・平成十七年一月十五日百七刷(定価286円)
・平成二十年二月二十五日百十刷改版(定価324円)*10
・平成二十年十月五日百十一刷(定価324円)
・平成二十二年四月二十五日百十三刷(定価324円)*11
・平成二十三年一月十五日百十四刷(定価324円)*12
・平成二十四年六月三十日百十六刷(定価370円)*13
 うっかりしていたが、昭和43年改版で「注」であったものが、昭和60年改版では「注解」になっていた。内容は変わらないようである。93刷と99刷の間で価格が変わっているが、これは消費税の税率が平成10年(1997)4月1日に3%から5%に引き上げられたためで、当ブログでは本体価格を示しているが、表記されている通り示すなら、「定価280円(本体272円)」であり「定価300円(本体286円)」である。もちろん、カバーは刷り直されていて、定価の表示が変わっている他、93刷では裏表紙折返しの下部に「カバー印刷 錦明印刷」とのみであったのが、99刷では「カバー印刷 錦明印刷  デザイン 新潮社装幀室」となっている。
 まだ歴史的仮名遣いで出ていたはずの初版を確認していないが、これでまず一通り、図書館でぶつかる可能性のある諸版は網羅したつもりでいた。
 しかるに、今月の1日に久し振りに立ち寄った図書館で、例によって本棚を一巡して文庫の棚を眺めていると、今までみているものよりも前の刷、違うカバーのものが目に付いた。上の一覧に挙げた六十一刷がそれで、九十三刷と並んで排架されていたため、違うことにすぐに気付けたのである。(以下続稿)

  *  *  *  *  *  *  *  *  *  *

 今日は午後、停電の予定。ただ、第×グループに入っているのかが分からぬ。昨日までは実施されなかったため、今日の停電の時間がどっちになるかで初めて判明する。布団を被ってじっとしているつもり。今週中には職場にも行くつもりだが。

*1:))に追加日を記入しておくこととする)。また、改版時の刷は3月16日現在いずれも未見であるが、参照の便宜のため薄い太字で附記して置いた。今後、見ることが出来たら普通の文字に直して、定価を附記しておくつもりである。 ・昭和二十三年十二月五日発行 ・昭和四十三年三月三十日四十二刷改版 ・昭和五十二年七月三十日五十八刷(¥120)((5月31日追記。3月19日付(4)の注参照。

*2:2017年11月26日追加。

*3:2013年8月15日追加。

*4:2012年6月29日追加。

*5:2018年5月23日追加。

*6:3月29日追記。

*7:2012年3月19日追加。

*8:2016年10月20日追加。

*9:3月29日追記。

*10:5月31日追記。

*11:2012年3月20日追加。

*12:5月31日追記。

*13:2013年4月12日追加。