もうそろそろ昭和末の記述を取り上げたいのだが、こうして図書館で漁ってみると、以前調査したときとはまるで違ったシリーズがいろいろ出ていて、まずはそれを現在流布している説明として、一通り確認して置こうと思った。
それから、塩を嘗めたという説は、古い伝説でも何でもない。が、そういう説を紹介していることを咎めようとしているのではない。そういう説が流布している現状を確認したいのだ。しかし、違うのをわざわざ挙げているのを突っ込んでる訳で、なんだか、少々気が咎める。それで、塩嘗地蔵の記述だけ抜けばいいものを、少し内容にも突っ込んでしまって、――苦しくなってきた。まぁせっかくいろいろ見たのだから、少しはそういうこともチェックして置きたくもある。
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1頁9分割するなど、とにかく手短に要領良く多くの名所・名店を紹介して行く。凡例に当たる4〜5頁「たびまるの使い方」には「掲載データの取材・調査時期は。2004年8月です。」とある(5頁)。10〜19頁にランキング、20〜40頁に「旅のコーディネート講座」としてアクセスや季節ごとの服装にまで注意を与えて、旅慣れない者にも親切な作りとなっている。続いて地域別ガイドで、まず41〜112頁が「鎌倉」で6エリアに分けて紹介、113〜140頁「湘南・江ノ島」は3エリア、141〜171頁「三浦半島」も3エリア、最後に172〜174頁「鎌倉からのプチ旅/金沢八景周辺」。
「光触寺」は「鎌倉」の66〜73頁「AREA② 金沢街道・鎌倉宮」の70頁下段中央(9分割のうち)に見える。6行の説明文の前半3行を引いておく。
四季の花と苔むした石仏群が迎/える寺院。供物の塩をなめたと/いう塩嘗地蔵や、法師に代わっ/……
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