瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

塩嘗地蔵(020)

・プチ贅沢な旅 ブルーガイド(編集 ブルーガイド編集部・発行所 実業之日本社)A5判、カバー、横書き。
 この「プチ贅沢な旅」シリーズは、北海道から沖縄まで15冊が出ている。

プチ贅沢な旅5鎌倉 (ブルーガイド―プチ贅沢な旅)

プチ贅沢な旅5鎌倉 (ブルーガイド―プチ贅沢な旅)

5鎌倉 (プチ贅沢な旅)

5鎌倉 (プチ贅沢な旅)

鎌倉 (ブルーガイド―プチ贅沢な旅)

鎌倉 (ブルーガイド―プチ贅沢な旅)

 『鎌倉(プチ贅沢な旅…⑤ ブルーガイド)』は上に書影を掲げた3版が出ている。私が見たのは第2版(2008年1月5日第2版第1刷発行・定価980円・135頁)。
 普通折込になっている地図が、見返しに折込(切離し可)冊子(18.2×12.3cm、表紙共20頁、中綴じ)になっているのも「プチ贅沢な」感じである。巻頭他に「プチ贅沢特集」(10〜38・112〜120頁)として「鎌倉四季の花散策」(10〜15頁)や「鎌倉で仏教セラピー」(16〜21頁)や「作家ゆかりの鎌倉の店」(30〜31頁)「日帰り圏内に泊まる贅沢」(118〜120頁)など13つのプチ贅沢が特集されている。
 この「プチ贅沢特集」に挟まれた39〜111頁に「鶴岡八幡宮・源氏山/二階堂・金沢街道/大町・材木座/北鎌倉/長谷・極楽寺/腰越」の6つの地域に分けて名所を案内している。光触寺は「二階堂・金沢街道」(53〜64頁)に見える。59頁右、4行の説明文の殆どが塩嘗地蔵である*1

 作阿上人を開山に一遍上人が創建した時宗の/寺。かつて六浦(今の金沢八景)の商人が初穂/の塩を供えると、帰りにはなくなっていたこと/から「塩嘗地蔵」と呼ばれる石像がある。

*1:【7月19日追記】「プチ贅沢特集」16〜21頁の「鎌倉で仏教セラピー」は16〜17頁「座禅を組む」18〜19頁「写経を体験」20頁「仏像と対峙する」21頁「七福神巡り」から成るが、20頁に4体の仏像が写真入りで紹介されている。しかし仏像に「対峙」するというのはおかしくないか。それはともかく、左上「阿弥陀如来立像(光触寺)」右上「水月観音東慶寺)」左下「釈迦如来坐像(極楽寺)」右下「薬師如来坐像海蔵寺)」――ここに「不思議な伝説に包まれた、鎌倉を代表する名仏」として、3行の説明文付きで頬焼阿弥陀が紹介されていた(但し「頬焼阿弥陀」という俗称は見えない)。ここに「※p.59参照」とあるのだが、59頁には「境内自由」とあるのみで、20頁にも仏像拝観についての注意は何もない(他の3体についても同様)。ちなみに59頁には20頁の記事への言及はなく、135頁「さくいん」にも「光触寺 ………………………59」とあるのみなので見落としていた。とにかく59頁に本尊についての説明がないのは手落ちではなかったので、ここに追記してお詫びします。