瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

塩嘗地蔵(040)

・にっぽんの旅昭文社)21.0×13.6cm、縦組み、オールカラー、カバー

鎌倉・横浜 (にっぽんの旅)

鎌倉・横浜 (にっぽんの旅)

 ル・カレ編集部 編集『鎌倉 横浜(にっぽんの旅)』(定価1200円・271頁)
 私が見たのは2004年7月初版、2006年5月1版3刷、2007年5月1版4刷。
 2〜3頁(頁付なし)「目次」を比較するに、3頁左下に横書きの凡例に当たる部分の冒頭、初版「本書に掲載されているデータは平成16年/6月現在のものです。……」1版3刷「本書に掲載されているデータは平成18年/1月現在のものです。……」1版4刷「本書に掲載されているデータは平成19年/1月現在のものです。……」と変わっている他は、「コラム」のうち初版・1版3刷「82 切通し」が1版4刷「82 切通」となっているのみである*1。また、目次には「268 キーワードINDEX」とあるのは共通しているが、本文では初版・1版3刷「キーワードINDEX」が1版4刷では「インデックス」になっている(268〜271頁)。ちらちら見るに、154〜155頁に紹介されている店が、1版4刷から差し替えられていることなども気付くが、細かい比較は省略。とにかく、目次に殆ど変化がないことから、大きな改変はないものと思われる。
 21〜206頁が「鎌倉」で207〜256頁「横浜」。「鎌倉」は大きく36〜151頁「四季の鎌倉を歩く」152〜191頁「事鎌倉を味わう」192〜206頁「古都鎌倉を持ち帰る」の3つに分かれている。
 光触寺は「四季の鎌倉を歩く」の70〜75頁「金沢街道を歩く」に出ている。70〜73頁に十二所バス停から岐れ道までのコースを紹介、74〜75頁に「金沢街道エリアの観光スポット」を4つ紹介する。すなわち74頁上「光触寺」下「明王院(五大堂)」75頁上「報国寺」下「杉本寺」である。
 70頁に「……。十二所バス停を下車して、まずは頬焼阿弥陀と塩嘗地蔵で知られる光触寺へ。……*2」。74頁上には「不思議な伝説が残る寺宝のある寺」との見出しがあり、7行の説明文のうち6行は頬焼阿弥陀の紹介。写真のキャプションに「[1]境内には供えた塩をなめた/という塩嘗地蔵もある/[2]アジサイが咲く山門前」とある。[1]の写真は境内を写したもので塩嘗地蔵は写っていない。

*1:本文82〜83頁も全て「切通し」→「切通」に改められている。

*2:ルビ「しおなめ」。