瑣事加減

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福田洋著・石川保昌編『図説|現代殺人事件史』(2)

福田洋=著・石川保昌=編『図説|現代殺人事件史(ふくろうの本)』河出書房新社
・初版

図説現代殺人事件史 (ふくろうの本)

図説現代殺人事件史 (ふくろうの本)

一九九九年六月二五日初版発行・定価1600円・139頁。
 2〜3頁(頁付なし)見開きの「目次」左下にあるように、カバー写真「坂本弁護士一家殺害事件」103頁、カバー裏表紙「三菱重工ビル爆破事件」49頁、「国松警察庁長官銃撃事件」121頁、本体表紙84頁、裏表紙77頁*1、目次背景107頁と本文中に挿入されている写真を表紙等に使用しているが、扉(1頁、頁付なし)の写真は本文に記述されていない事件のものである。
・増補改訂版
図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本)

図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本)

一九九九年六月二五日初版発行・二〇〇二年三月三〇日増補改訂版初版発行・定価1600円・139頁。
 カバー写真「西鉄バス乗っ取り事件」132頁、カバー裏表紙「大阪池田小学校児童殺傷事件」144頁とカバーの写真は増補部分から採っている。本体表紙102・143頁、裏表紙49・121頁、扉84頁、目次107頁。
・増補新版
図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本/日本の歴史)

図説 現代殺人事件史 (ふくろうの本/日本の歴史)

一九九九年六月二五日初版発行・二〇〇二年三月三〇日増補改訂版初版発行・二〇一一年三月三〇日増補新版初版発行・定価1800円・175頁。
 カバー写真「秋葉原無差別殺傷事件」158頁、扉84頁。目次にはこれしか記述がない。カバー裏表紙は155頁左上の写真。

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 扉・目次、そして4頁「小平義男事件」から始まっている。17頁までに昭和21年(1946)〜昭和35年(1960)の7事件を取り上げ、18〜19頁「解説① 戦後民主化[改革・近代化]時代の犯罪」。次に昭和36年(1961)〜昭和47年(1974)の13事件があって、48〜49頁「解説② 高度成長[産業化・都市化]時代の犯罪」。次に昭和52年(1977)〜昭和63年(1988)の22事件があって、94〜95頁「解説③ 管理化[脱工業・消費化]時代の犯罪」。次に平成1年(1989)以降の犯罪が取り上げられているが、3つの版が一致しているのは平成10年(1998)「北海道男児行方不明事件」までの16事件で、128頁以下は異なっているので別記する。
 なお、他にも余白の囲み記事「Topics File」に、世相を示す言葉とともにいくつかの事件も拾われている。初版のカバー裏表紙の「三菱重工ビル爆破事件」は「Topics File」に取り上げられている(45頁。写真は49頁)。また「国松警察庁長官銃撃事件」は目次には見当たらないが、120〜121頁「八王子スーパー店員三人銃殺事件」と抱き合わせて「銃器犯罪急増」の例(121頁の「Topics File」)として記述されている。
 なお、奥付には著者・編者の他に「校閲」として大谷恭子の名がある。(以下続稿)

*1:カバーがはずれた状態では見ていないので、目次の記述による。