・単行本第11巻126〜127頁(文庫版第7巻104〜105頁)、大都プラザ(タウン?)劇場「奇跡の人」初日、ヘレン役ダブルキャストのうち姫川亜弓の舞台開演直後、劇場関係者らしき黒スーツで腕章を着けた男2人が、上演会場外の通路にあるベンチに掛けて、鯛焼きを食べているマヤを見掛けて、入場を促そうとしてマヤであることに気付いて、
A:「なんだってあんなところで鯛焼きなんか…」
B:「舞台… みないつもりか…?」
云々と呆然とする、というシーンがある(引用の台詞は127頁4コマめ)。マヤは結局、亜弓さんのヘレン役の上演中、ずっとソファで鯛焼きを食べているのだが、そのソファが同じに見えて、どうも違うのである。単行本第11巻126頁(文庫版第7巻104頁)6コマめ、マヤの坐っているソファの、マヤから見て左には鉢植えの観葉植物が、右には灰皿スタンドがあった。ところが、単行本第11巻127頁(文庫版第7巻105頁)1コマめでは、灰皿スタンドがあったはずの場所に鉢植えの観葉植物がある。そして4コマめ、ソファの両側が観葉植物になっているのである。ちなみに単行本第11巻126頁(文庫版第7巻104頁)6コマめと単行本第11巻127頁(文庫版第7巻105頁)4コマめの背後の壁の額絵の位置も、微妙に違う。
このソファの位置だが、関係者らしき男2人は上演会場入口の扉の前に立ってマヤを見ているので、通路を挟んで上演会場の斜向いにある、はずである。
ところが単行本第11巻129頁(文庫版第7巻107頁)4コマめを見るに、マヤの掛けているソファの、マヤから見て右には鉢植えの観葉植物、左には灰皿スタンドがあるのだが、その背後の壁のさらに左に、例の上演会場入口の、クッションの入った扉がある。いつの間にか移動していたことになる。単行本第11巻145頁(文庫版第7巻123頁)4コマめも同じだが、今度は左にあった灰皿スタンドが消えている。
単行本第11巻183頁(文庫版第7巻161頁)4コマめ、ソファの、マヤから見て左しか見えないが、何もない。
単行本第12巻の巻頭6頁(文庫版第7巻164頁)2コマめ、ソファの、マヤから見て右に、観葉植物がある。
・単行本第12巻59頁(文庫版第7巻217頁)、今度は翌日、マヤのヘレン役の初日、第1幕上演中に姫川亜弓が鯛焼きを食べている場面、2コマめ、前日にマヤを見掛けた2人が会場内に入ろうとして亜弓さんに気付き、6コマめに次のような会話を交わす。
この亜弓さんが掛けているソファは、2人の立っている位置からして、やはり通路を挟んで上演会場の斜向いにあるはずである。3コマめ、亜弓さんが掛けているソファの左右には、亜弓さんから見て右に鉢植えの観葉植物、左に灰皿スタンドがあるのだが、前日の灰皿スタンドが角柱型だったのに対し、今日のは細い柱の上に円盤形の灰皿が乗っている型になっている。
ところが、単行本第12巻89頁(文庫版第7巻247頁)2コマめ第2巻開演時に亜弓さんが掛けている、そして相変わらず鯛焼きを食べているソファは、右に観葉植物があるのは同じだが、左には灰皿スタンドはなく、少し離れて上演会場入口の、クッションの入った扉がある。扉の把手は単行本第11巻129頁(文庫版第7巻107頁)4コマめでは円形だったのが、このコマでは四角で一回り大きい。また単行本第11巻129頁(文庫版第7巻107頁)4コマめでは背後の壁に大きな額絵があったが、このコマでは何もない。
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別にどうでもいいんだが。アニメ版ではこの辺りはしっかり指定していると思うので、こんなことはないと思うのだが、さすがにアニメ版を見ようとは思わない。ドラマ版も。
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