瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

中島敦の文庫本(20)

ちくま日本文学全集036

中島敦 (ちくま日本文学全集)

中島敦 (ちくま日本文学全集)

一九九二年七月二〇日第一刷発行
一九九六年四月二〇日第三刷発行 定価971円
 上製本(薄表紙)で『ちくま文学の森』と(判型が違うが)同様の装幀。
・ちくま日本文学012
中島敦 (ちくま日本文学 12)

中島敦 (ちくま日本文学 12)

二〇〇八年三月十日第一刷発行 定価880円
二〇〇八年十一月十日第二刷発行 定価880円
二〇一二年四月五日第六刷発行 定価880円*1
 カバーは第一刷・第二刷で同じに見える。
 この両者の関係だが、筑摩書房HPの「ちくま日本文学」のトップページの「刊行に当たって」に述べてある。このページの見出しのところには「完結! 文庫版・全40巻」とあるのだが、このページの最後「シリーズの特色」として5点を列挙するうち1つめに、

*明治から現代まで、日本文学を代表する作家三十人。/一人一巻のベストセレクション。

とある(5月8日現在*2)。すなわち当初『ちくま日本文学全集』全60巻のうち半分の30巻を再刊したのだが、さらに10巻追加して全40巻としたのである。しかしそれなら番号を「036」だの「012」だのと3桁にしなくても良いじゃないか。『ちくま日本文学全集』が出た頃、もっと続刊されるものだと思っていたことを思い出した。――3桁だから。
 『ちくま日本文学』はまず平成19年(2007)11月に001〜006の6冊が刊行され、平成20年(2008)1月から毎月番号順に2冊ずつ刊行されて12月に030まで、さらに平成21年(2009)1月からは毎月1冊ずつのペースになって10月に040が刊行されて完結している。(以下続稿)

*1:2017年6月9日追加。ついでに『ちくま日本文学全集』版は第三刷の次、『ちくま日本文学』版は第二刷の次に貼付していた書影を、それぞれ第一刷の前に移した。

*2:2013年6月16日追記】未だにこの矛盾は解消されていない。