瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の『竹取物語』(07)

・角川文庫12147(1)(ビギナーズ・クラシックス

竹取物語(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

竹取物語(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

 角川書店 編『竹取物語(全)』角川文庫12147・角川ソフィア文庫93
・平成十三年九月二十五日初版発行 定価533円
・平成十六年九月十日七版発行 定価533円*1
・平成十八年四月三十日十版発行 定価533円
 カバーは裏表紙折返し以外は同じ。
 裏表紙折返し、上部に横組みで初版には「【ビギナーズ・クラシックス】/竹取物語(全)/枕草子平家物語/おくのほそ道(全)」とあったが、十版では「【ビギナーズ・クラシックス】/古事記万葉集竹取物語(全)/蜻蛉日記枕草子源氏物語今昔物語集平家物語徒然草/おくのほそ道(全)」の10点になっている。右下にKBマーク。
 本文は253頁までで、その裏は囲みに明朝体で「ビギナーズ・クラシックスは以下の構成となっています。いずれも、古典知識を必要としないで、古典を心から楽しむことができます。(刊行順)」と初版にはあったが、十版では「古典知識」が「古典文法の知識を」に、(刊行順)が(全十点)に変わっている。
 以下、1行ずつ紹介されているが、十版での配列はカバー裏表紙折返しと同じだが、初版では【枕草子】【おくのほそ道(全)】【平家物語】【竹取物語(全)】【万葉集】【源氏物語】【徒然草】【蜻蛉日記】【今昔物語集】【古事記】の順になっていた。紹介文は『古事記』のみ大きく違うので、例として引用してみる。
 初版「【古事記大和朝廷の権威を明確にするために編まれたわが国最古の歴史書。」
 十版「古事記神々の時代から推古天皇の時代までの歴史を雄大に語るわが国最古の書。」
 それから初版「【徒然草】知の巨人、兼好が見つめる自然や世相。たゆまない求道精神に貫かれた随想。」が十版では「たゆみない」に修正されている。
 実は発行所も初版は角川書店だったのが、十版は角川書店は発売元で、角川学芸出版に変わっている。(以下続稿)

*1:2017年5月10日追加。