瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

太宰治『人間失格』の文庫本(02)

・角川文庫(2)
角川文庫7501『人間失格・桜桃』平成元年四月十日初版発行・平成七年五月三十日二十四版発行、定価262円、163頁。
 カバー表紙の文字は横組み、上5.9cmは白地で、上部に黄土色で標題、その下に著者名。白地の右下部に小さく「角川文庫」。下9.0cmは黄土色地で切り絵風の、赤い南天の実が4つと青い椿の花が配される。枝や葉・蕊は黒。
 折返しの右上に頬杖を突いた顔写真、その下に「太宰治(だざい おさむ)」と題して、以下縦組み明朝体13行の紹介文。1行17字。
 カバー背表紙、上部に「CLた|1-5 人間失格・桜桃」とある。標題は教科書体。中央やや下にゴシック体で著者名、下部に「|1-5 270」その下4.5cmは橙色地に白抜きゴシック体で「角川文庫クラシックス」赤紫色の地に白抜きで、上部に標題、ルビ「おうとう」。中央やや下に作者名、下部にゴシック体で「角川文庫」とある。
 カバー裏表紙は白地で、左上にバーコード2つ、右上「ISBN4-04-109910-2/C0193 P270E 定価270円」とあり、定価の下に小さく(本体262円)とある。中央やや下にゴシック体縦組み3段落10行の紹介文で1行14字。この文は3月25日付(01)で紹介した角川文庫28『人間失格・桜桃』改版五十四版とは異なる。折返しには「角川文庫クラシックス太宰 治作品集」として「晩年/女生徒/ろまん燈籠/走れメロス/斜陽/人間失格・桜桃」が挙がる。左下隅に「カバー 旭印刷」右下隅にKBマーク。
 アート紙のモノクロ口絵の写真は角川文庫28『人間失格・桜桃』改版五十四版と同じ、キャプションは組み直されているが同文。
 1頁(頁付なし)扉、3頁「目次」は角川文庫28『人間失格・桜桃』改版五十四版と比較するに「人間失格」と「桜桃」の間の「竹青/苦悩の年鑑/トカトントンヴィヨンの妻」がなくなっている。目次では他に磯田光一「作品解説」が鳥居邦朗「作品解説」に変わり、河盛好蔵「滅亡の民」と「主要参考文献」が消えている。4頁(頁付なし)に「桜桃」の影印があるのは角川文庫28『人間失格・桜桃』改版五十四版に同じ。(以下続稿)