金環日蝕を見た同僚が、今度は金星を見るんだと意気込んでいたが、見損ねた私はそんな熱意もなく、雨が降って惜しかったとか、そういう感情もなく、過ごした。
・新潮文庫261(1)
『斜陽』というと初めの頃に森鴎外『雁』について取り上げたときに言及した「文學ト云フ事」でも取り上げられていて、見たはずなのだが覚えていない。で、今回取り上げようと思ったのは、古い文庫本を見たからである。すなわち「昭和二十五年十一月二十日発行/昭和四十二年七月二十日三十九刷」との発行日のある三十九刷を図書館で見て、借りて来た。カバーはない。定価80円・172頁。
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
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比較するにはこの間にある版が見たいところだが、手許にあるものからメモして見たい。(以下続稿)