昨日の続きで『ちくま日本文学全集023』と『ちくま日本文学029』について。
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奥付の前の「*この本の表記・テクストについて」はシリーズ名が違うだけで他は同文、最後の1項は「一、なお、本書に収録した作品のテクストは「夏目漱石全集」(全10巻・ちくま文庫)を使用し/ました。」とある。

- 作者: 夏目漱石
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1987/10/01
- メディア: 文庫
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このちくま文庫『夏目漱石全集』については5月18日付「夏目漱石『明暗』の文庫本(1)」で触れた。中扉裏や奥付の前に、5月24日付「夏目漱石『明暗』の文庫本(4)」と同じ編集部の注記がある。7〜36頁「倫敦塔」37〜51頁「カーライル博物館」53〜89頁「幻影の盾」91〜131頁「琴のそら音」133〜146頁「一夜」147〜183頁「薤露行」185〜248頁「趣味の遺伝」249〜398頁「坊っちゃん」399〜404頁解説「美文調と江戸軽文学の二つの流れ」吉田精一。
青空文庫の底本はこのちくま文庫である。図書カードから底本についての記述を引いて置く。
底本: ちくま日本文学全集 夏目漱石
出版社: 筑摩書房
初版発行日: 1992(平成4)年1月20日
入力に使用: 1992(平成4)年1月20日第1刷
校正に使用: 1998(平成10)年3月15日第2刷
底本の親本: 夏目漱石全集
出版社: ちくま文庫、筑摩書房
初版発行日: 1987(昭和62)年10月27日
*1:【7月13日追記】その後第五刷(一九九五年四月十五日第五刷発行・定価740円)を見た。