瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

堀辰雄『風立ちぬ』の文庫本(2)

・SDP Bunko(1)

風立ちぬ (SDP Bunko)

風立ちぬ (SDP Bunko)

風立ちぬ』2008年9月21日初版第1刷発行・定価450円・SDP・141頁。
 6月4日付(1)ぶんか社文庫を取り上げたが、似たようなシリーズがSDP Bunkoから出ていた。こっちの方が早い。
 株式会社SDPスターダストプロモーションの関連会社で平成17年(2005)2月設立、業務内容は「映画の企画・制作・出資/出版及び録音物の企画・制作・販売」。
 SDP Bunkoは平成20年(2008)7月から平成21年(2009)11月にかけて、第7弾まで24冊刊行されている。第5弾と第6弾が短篇集で2冊ずつ、他は4冊ずつ。「文学日和」とのシリーズ題があり、さらに弾ごとに副題がある。本書は第2弾で「文学日和 星を眺めて」とカバー表紙の白樺の間に第2弾共通のシリーズ題が入っているのだが、Amazon詳細ページの書影を見るに、何故かこの文字が見当たらない。それからクリックなか見!検索出来ることになっているが、クリックするとぶんか社文庫の小野氏の表紙が出て来るのである。また、レビューを見るにぶんか社文庫集英社文庫・280円文庫(ハルキ文庫)そしてアニメ日本の名作(金の星社)の『風立ちぬ』を対象としたレビューが混ざっている。てか、SDP Bunkoを対象としたレビューはない。
風立ちぬ (アニメ 日本の名作)

風立ちぬ (アニメ 日本の名作)

 この絵本の詳細ページでクリックなか見!検索してみても、やっぱり小野氏のぶんか社文庫が出てくるのである。――これは2011年4月5日付「柳田國男『遠野物語』の文庫本(01)」にも書いたことだが、レビューその他は、該当する商品にのみ表示するべきではないのか。
遠野物語 (新潮文庫)

遠野物語 (新潮文庫)

 当時、書影が出なかったので貼らなかったのだが、ついでに貼って置く。この新潮文庫の詳細ページは登録情報も混乱しているのだが、今のところ修正されていない。

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 さて、カバーの写真はそのまま裏表紙まで白樺林が続いている。カバー裏表紙、上部の白地のところ、左にバーコード2つ、右に灰色で、上部にISBNコード、Cコード、定価、その下左寄り(中央)にピエロみたいな顔のマークに「SDP/Bunko」とある。裏表紙折返し「表紙モデル大政 綾おおまさ・あや」のProfileで生年月日と出身地。大政氏はこの当時17歳で、それにしては随分落ち着いた雰囲気を漂わせているが、病人には見えない。(以下続稿)