瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

夏目漱石『それから』の文庫本(4)

・角川文庫321(4)
・昭和五十六年十一月十日改版二十三版発行(363頁)定価260円
 カバー表紙折返し、上部の「それから」紹介文は前回見た改版三十四版と同じ、下部は雑誌「野性時代」の広告、最下部右寄りに「カバー 栃折久美子」。
 カバー背表紙は黄ばんだ白縹色地で、文字の配置は改版三十四版に同じ、上部に標題、中央に著者、下部にゴシック体で「角川文庫 緑 一」その下に「―8 ―」そして最下部に「260」とある。
 裏表紙折返しは上部に「角川文庫/夏目漱石作品集」とゴシック体であって、以下明朝体で「吾輩は猫である坊っちゃん草枕二百十日虞美人草/坑夫/三四郎/それから/門/彼岸過迄/行人/こゝろ/道草/明暗/文鳥夢十夜・永日小品/硝子戸の中」15点、左下に小さく「カバー 暁美術印刷」右下にKBマーク。
 裏表紙は白地で左下に「定価260円  0193-100108-0946(2)」とある。
 奥付、改版三十四版とレイアウトは同じ。違いは発行日、改版二十三版「電話東京二六五―七一一一(大代表)」→改版三十四版は「編集部/営業部」と2行に9桁の番号。「製本所―」が「本間製本」→「千曲堂製本」、「Printed in japan 0193-100108-0946(2)」→「Printed in japan」、匡郭外に何もなかったのが、改版三十四版は下辺の外右寄りにISBNコードとCコード(カバー裏表紙にあるものと同じ)が入っている。
 奥付の裏は角川源義「角川文庫発刊に際して」、次に「角川文庫目録 現代日本文学(緑帯)1981年7月   (2)」その裏が「角川文庫 最新刊」9点、8つめに赤川次郎セーラー服と機関銃』がある。読んだことはない。1行26字で2行きっかりの紹介文の最後だけゴシック体で「映画化」とあるが、映画も見たことはない。「快…感…」だけ知っている。
 中身については次回、それから映画も借りられたので、見る余裕があればメモして置きたい。(以下続稿)