瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

太宰治『女生徒』の文庫本(1)

・角川文庫863
【改版四十五版】昭和二十九年十月二十日初版発行・昭和四十三年二月五日四十四版発行・平成三年六月十日改版四十五版発行・定価340円・249頁。
【改版五十二版】昭和二十九年十月二十日初版発行・昭和四十三年二月五日四十四版発行・平成九年六月十日改版五十二版発行・定価420円・249頁。
【改版五十七版】昭和二十九年十月二十日初版発行・昭和四十三年二月五日四十四版発行・平成十九年六月十五日改版五十七版発行・定価420円・249頁。
 改版四十五版と改版五十二版は安西氏のカバー、改版五十七版は望月氏のカバー。
 まず、今手許にある改版五十二版のカバーについて、記述してみる。
 カバー表紙は切り絵風の静物画で、カバー折返し「カバー 安西水丸」とある。表紙の下部9.0cmが桃色地でその上に表面が黒で中央に飛ぶ鳥をあしらった蓋のある直方体の木箱があり、若干上部5.8cmの白地の部分にはみ出している。他に右下に緑の葉のついた木の枝がある。上部に横組みで「女生徒太宰治」、白地の部分の右下に小さく「角川文庫」とある。
 カバー背表紙、上部「CLた|1-2 女生徒」中央やや下「太宰 治   \420」そのすぐ下が色地に白抜きゴシック体で「角川文庫クラシックス」とある。カバー裏表紙は左上にバーコード2つ、右上の1行めにISBNコード、2行めにCコードに「\420E」、3行め「定価:本体420円(税別)」とあり、中央に縦組み11行(1行14字)で紹介文。カバー表紙折返し、カバー裏表紙折返しは8月5日付「太宰治『斜陽』の文庫本(09)」で取り上げた角川文庫26『斜陽』百十二版のカバー及び、角川文庫1143『走れメロス』改版四十七版のカバーと一致する。カバー表紙折返しには右上に頬杖を突いた顔写真、その下に「太宰治(だざい おさむ)」と題して、以下縦組み13行(1行17字)の紹介文、右下に横組み「カバー 安西水丸」。裏表紙折返し、横組みで上部に「角川文庫クラシックス太宰 治作品集」として「晩年/女生徒/ろまん燈籠/走れメロス/斜陽/人間失格・桜桃」左下に小さく「カバー 旭印刷」右下にKBマーク。(以下続稿)