瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

鎌倉の案内書(18)

 一昨日からの続きで『鎌倉(プチ贅沢な旅⑤ ブルーガイド)』の第3版と第4版の比較。

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 地域を6つに分けてガイドするのは同じだが、中扉の次の見開き、第3版は左頁に交通機関からのアクセス、右頁に「ここに行けば十分満足モデルケース」を示していたのが、第4版では「××の歩き方」と題する「エリアのまわり方」のモデルケースをイラスト地図で示す形式に改めている。頁付は小口の中央に、地域ごとに色分け()された0.8cmの正方形に白抜きの算用数字で入れてある(地域より前や特集は、最後は)。この色分けは、第3版ではそれぞれの地域の見所・店の見出しにも使われていたが、第4版では寺社など見所はそのままだが、店のうち「食べる」は色に、「買う」は色に、地域に関係なく統一されている。
 第3版の47〜92頁が第4版の39〜84頁に、第3版95〜119頁が第4版85〜109頁に当たる。いくつか店の差し替えがあるがレイアウトもほぼ同じ。59頁「光触寺」は第3版67頁に同じ。
 第3版93頁「鎌倉の古道を歩く 天園ハイキングコース」と94頁「鎌倉の古道を歩く 大仏ハイキングコース」が第4版にはない。従って「鎌倉の古道を歩く」は第4版では62頁「朝夷奈切通コース」のみとなっている。また、
 第4版110〜115頁の「プチ贅沢特集」は第3版36〜39・35〜36頁と同じレイアウトの見開きの特集が3つ、1つめ「歴史の息吹を感じる 伝統みやげ」は一致、2つめの「鎌倉に新風を吹き込む 新定番みやげ」の7点のうち「[F]Mani Maniの手袋」が「[F]甘処あかねの煮あずき」に差し替えられている。3つめ「匠の技を伝える鎌倉彫」も一致。第3版の120〜122頁にあった「日帰り圏内に泊まる贅沢」は、なくなっている。
 第4版116〜127頁は第3版124〜135頁にほぼ同じ。第3版123頁の中扉はなくなっている。第4版では120〜121頁見開きの「鎌倉で電車で行く」の路線図に「武蔵小杉」が記載されているのが、新しい。
 この他にも細かく比較すれば変わっているところはまだあろう。それはともかく、以上第3版の40〜41・93〜94・120〜123頁の合計8頁が減っているのである。
 奥付、スタッフのうち(項目ごとに50音順になっている)まず「●取材編集・執筆」は、初版は10名で一致、「●編集協力 ……………………(株)ダンク」が「(有)星月写真企画」に変わっている。「●写真」は同じ、「●本文デザイン」2名だったのが3人め「工藤亜矢子」が加わっている。工藤氏の名は既に「●表紙デザイン」のところに見えていた。「●イラスト」1名同じ、「●地図製作」は4つの会社のうち3つめ「(株)オゾン」が「オゾングラフィックス」になっている。「●地図校正/●表紙デザイン/●表紙写真」は同じ、最後「Special Tanks to …………」として第3版「鎌倉彫資料館/鎌倉文学館」が挙がり、第4版ではこの2つの前に「鎌倉市観光協会」が加えられているが、――「Tanks」とは、何ぞ?*1

*1:第2版と第3版はAmazon詳細ページ(2011年7月18日付に貼付)のなか見!検索によりカバーや目次・奥付等が閲覧できるが、第2版もやはり「Tanks」になっている。