瑣事加減

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中島敦の文庫本(23)

・ハルキ文庫 280円文庫角川春樹事務所)
中島敦『李陵・山月記』2012年4月18日第一刷発行・定価267円・108頁

李陵・山月記 (ハルキ文庫 な 8-1 280円文庫)

李陵・山月記 (ハルキ文庫 な 8-1 280円文庫)

 カバー折返しに8.0×4.8cmの枠があって、表紙折返しには内容の紹介(縦組9行、1行約24字)、裏表紙折返しには作者の紹介(縦組11行、1行16字)と「装画/下杉正子/ブックデザイン/aldireo」とある。
 1頁(頁付なし)扉、3頁(頁付なし)「目次」、5頁(頁付なし)中扉「李陵・山月記」。
 7頁(頁付なし)中扉「山月記*1、8〜18頁本文、末尾に(一九四二年二月)。
 19頁(頁付なし)中扉「名人伝*2、20〜29頁本文、末尾に(一九四二年十二月)。
 31頁(頁付なし)中扉「李陵」*3、32〜86頁本文、末尾には何も加えられていない。
 本文は1頁17行、1行40字。
 87〜99頁【語註】、注番号は本文の当該語の右下に「*36」の如くに入っている。「山月記」は*36まで、「名人伝」は*39まで、「李陵」は*181まで。
 100〜101頁「略年譜」は2段組、年齢は満年齢。
 102〜108頁はエッセイで、梯久美子「「天」を戴いて生きる」*4、末尾に(かけはし・くみこ/ノンフィクション作家)。頁付があるのはここまで。
 1頁白紙があって、その裏に8行(1行44字)の編集部の断り書、「『中島敦全集』(筑摩書房)第一巻(二〇〇一年)を底本とし」たこと、表記やルビについて、「編集部による語註をつけ、略年譜を付し」たこと、そして「不適切と思われる表現」について。
 次に奥付、奥付の裏に「280円文庫シリーズ」目録、2012年の新刊(全5冊)のうちの1冊で、既刊(全10冊)で現在15冊が刊行されている。カバー裏表紙には「定価[本体267円]+税」とある。すなわち税込280円文庫なのだが、消費税が10%になったらどうなるのか、少々気になるところである。

*1:ルビ「さんげつき」。

*2:ルビ「めいじんでん」。

*3:ルビ「りりよう」。

*4:ルビ「いただ」。