瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

夏目漱石『吾輩は猫である』の文庫本(04)

・角川文庫109(3)
・平成二十四年五月二十日改版百十版発行
 Amazon詳細ページの書影は未だに2012年4月8日付(02)にある通り、漱石の写真の表紙で改版八十五版がこの表紙だが、なか見!検索によるとその後またわたせせいぞうの表紙に戻り、そしてどうやらこの改版百十版で改装されたようである。
 webKADOKAWAではこの現行の表紙が表示される。
 カバー表紙折返しは2012年10月28日付「夏目漱石『こゝろ』の文庫本(2)」で見た、角川文庫13391『こゝろ』改版十八版に同じ。角川文庫の夏目漱石作品は、順次中川氏のカバーに掛け替えているところらしい。カバー裏表紙折返しも同じ。
 カバー背表紙は最上部が「な 1-1」となっている他は2012年4月9日付(03)で見た改版八十五版に同じ。
 カバー裏表紙、左上にバーコード2つ、ISBNコード13桁/「C0193 \590E」/「定価本体590円(税別)」、右上に横組みゴシック体14行(1行14字)の紹介文、従来のものをもとに大幅に加筆されている。
 本体は578頁で改版八十五版に同じ。
 最後に「角川文庫ベストセラー」が12頁、1頁に7点、最初の10点は本書を除くカバー裏表紙折返しにある夏目漱石の作品、縦組み3行(1行22字)の紹介文。(以下続稿)

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 今日は正月休み明けの返却期限日にて、図書館を梯子して、JR3駅余、地下鉄2駅分を歩いた。
 年末は実家に帰って父に生ものを大量に食べさせられ、息子がうんうん唸りながら食べている脇で、自分はカステラを食べるために控えて「食え食え」と言い、さらに賞味期限が切れているのにお前が帰ったら切るというので待ってた、とのことでカステラにも付き合わされ、そして夕方には暗くなる前に蕎麦屋に連れて行かれそうになり、なんとか早く行きたがるのを2時間待たせてから行ったのだが、それ以来胃腸の具合がおかしくなってしまった。いつまでも倅が若いつもりでいてもらっては困るのだが、かつて大河ドラマ利家とまつ〜加賀百万石物語〜」の最初の頃を見ていて、丹波哲郎草笛光子が老人の役で出て来たのを「丹波哲郎草笛光子みたいな大スターがこんな役で出るなんて」と苦々しげに口にして*1、30過ぎの倅をして往年の大スターだろうが今は年相応の役を演じてるだけだのに、この親父は自分だけは*2いつまでも若いつもりなのか、と仰天せしめたことがあったが、確かにいつまでも若いつもりなのである。尤もそれで後期高齢者になる今年まで元気に過ごしているのだから不肖の息子としては有難い限りなのだが。とにかく年末は、いつもの煎餅蒲団ではなく気密性の高い家で軽く温かい蒲団で寝たりするもんだから夜中に跳ね飛ばしてしまい風邪を引くなどして、大して仕事も出来なかったが、それだけに常にオーバーワーク気味であった身体の静養にはなった。しかし昨年末の不良債権のようなやり残した仕事の圧迫で、すぐに元に戻りそうである。

*1:義経」だと記憶していたが、草笛光子は出ていないし私も実家にいなかったので記憶違いであった。

*2:1月6日訂正】「人も自分も」とすべきであった。