瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

壺井栄『二十四の瞳』の文庫本(6)

・角川文庫2094(2)
 2012年8月6日(1)に書いた、中学1年生のときに買った本書を発掘した。
・昭和五十八年六月三十日五十一版発行(214頁)定価220円*1
 これを五十八版と比較して見るに、改版とは断っていないが改版なのである。
 カバー背表紙、白地で上部に明朝体で標題、中央にやや下に明朝体で「壺井 栄」、下部にゴシック体で「角川文庫 緑 一一三8 ― 220」。
 カバー裏表紙、最下部左寄りに「定価220円  0193-111308-0946(3)」とあるのみ。
 カバー裏表紙折返し、上部に「角川文庫壺井 栄作品集」とあって1行空けて「二十四の瞳/草の実/あしたの風」、左下に小さく「カバー 暁美術印刷」、右下にKBマーク。
 カバー表紙折返し、上部に「二十四の瞳」と題して明朝体9行(1行17字)の紹介文、これは五十八版の明朝体10行(1行16行)のものとほぼ同文、異同は3行め「十二人……約二十年」→「12人……約20年/」、8行目「いつも虐げられている」→8〜9行め「いつ/もしいたげられている」。下部に「野性時代」の広告、最下部の右寄りに「カバー 藤田 実」。

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 朝の内は家の前の道路に降った雪は溶けていて、庭や屋根に積もるばかりだったが、昼前に家を出る頃には道路にもしっかり積もっていた。先週、父から美術館の招待券を郵送にてもらったのだが、会期中に行けそうな日が今日しかないので出掛けた。年末年始以来の体調不良は続いているのだが、先週、定時で退けて掛付けの内科に行き、何時もきちんと診てるのだかどうだか分からないうちに終っているのだが、とにかく薬局に行って処方された薬を受取って、週末はそれを飲んでそれで昨日はゆっくり休んで、そして今日はこの雪だったが、私は台風の最中に歩いたり(2011年9月22日付)、少々の荒天には出歩いて外を見たい性質で、それで大震災の深夜に自転車を2時間漕いで帰って来たりしたのだが、まぁ野次馬根性が騒ぎ出すので、それで敢えて、というか、勇んで出掛けたのである。途中で運休になった路線のあることを放送していたが、帰れなくなる心配はしていなかった。帰りは真っ暗だったしもう殆ど降っていないようなものだったが、行きの雪景は見事であった。休日には行きも帰りも混んでいるはずのところで、行きはもちろん、帰りは閑散としていて(それでも電車の座席には座れなかったが、座ろうと思えば座れたのだけれども)それも新鮮であった。

*1:2013年2月9日追記】五十一刷と誤記していたのを五十一版と修正した。