瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

柳田國男『日本の祭』の文庫本(1)

・角川文庫1448(1)

日本の祭 (1956年) (角川文庫)

日本の祭 (1956年) (角川文庫)

 何故か「日本の昔話」のカバーが挙がっている。Amazon詳細ページには本書のカバーがカスタマーイメージとして掲出されているのだが*1
【改版八版】昭和三十一年八月二十日初版発行・昭和四十三年五月三十日七版発行・昭和四十九年十一月三十日改版八版発行・¥180・232頁
【改版十八版】昭和三十一年八月二十日初版発行・昭和四十三年五月三十日七版発行・昭和六十年十一月十日改版十八版発行・定価340円・232頁
【改版十九版】昭和三十一年八月二十日初版発行・昭和四十三年五月三十日七版発行・昭和六十二年四月二十日改版十九版発行・定価380円・232頁
 まずカバーについて。
 表紙、改版八版・改版十八版は地色が強く全体に黄緑色っぽいが、改版十九版は緑色が濃くコントラストがはっきりしている。
 表紙折返し、上部にある「日本の祭」と題する横組み明朝体9行(1行17字)の紹介文は一致、改版八版は右下に縦組みで「カバー 林  勉」とある。改版十八版と改版十九版は下部も一致しており「月刊カドカワ」の広告、最下部右寄りに「カバー 林 勉」。
 背表紙、地色は改版八版は薄い緑色に見えるが褪色か。改版十九版は縹色。上部に標題、中央やや下に著者名、下部に「角川文庫 白 八三」とゴシック体「―11 ― 」最下部に改版十八版「340」改版十九版「380」。私の見た改版八版は「八三」の下が分類票貼付のため見えない。
 裏表紙、白地で改版八版は最下部左寄りに「[¥180]  0193-308311-0946(2)」。改版十八版と改版十九版は上部にISBNコードとCコードに改版十八版「\340 定価340円」、改版十九版「\380 定価380円」が1行で入るのみ。
 裏表紙折返し、横組み「角川文庫柳田国男著作集」は『日本の昔話』改訂版三十五版に同じ、但し改版八版は右下にKBマークがない。
 2012年12月13日付「柳田國男『日本の昔話』の文庫本(3)」で触れたように、明日、角川文庫から柳田国男の著作が一挙8点刊行され、そのついでに『遠野物語』や『雪国の春』も改装され、2011年5月31日付「柳田國男『遠野物語』の文庫本(16)」の書影が3日くらい前にはまだ手拭い柄だったのが、今見たら新しい書影に差し替えられていた。そして、手拭い柄はAmazonでは見られなくなっている。
日本の祭 (角川ソフィア文庫)

日本の祭 (角川ソフィア文庫)

 本体については、この新版と並べて見て、記述したい。(以下続稿)

*1:2015年1月1日追記】今日確認するに書影が表示されなくなっており、カスタマーイメージも示されなくなっている。Amazonは書影を示すために貼っているので、示されなくなった以上削除すべきなのだけれども、訳が分からなくなってしまうのでしばらくそのままにする。