瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

森鴎外『ヰタ・セクスアリス』の文庫本(3)

岩波文庫31-005-3『ウィタ・セクスアリス』(1)
・1935年11月15日第1刷発行
・1960年9月5日第25刷改版発行©(108頁)
1984年5月16日第49刷発行 定価150円
1984年12月20日第50刷発行 定価150円*1
・1986年7月10日第52刷発行 定価150円
・1987年2月10日第53刷発行 定価150円
・1993年9月6日第66刷発行 定価252円
 私の見た第52刷のカバーは折返しが切除されているが、残存部分は第49刷に同じ。
 ところで、第49刷は昭和59年(1984)5月発行だが、カバー表紙折返しには「岩波文庫101」と題して「読まずぎらい、していませんか。/どれも読んでよかったと思うことうけあい、/選りすぐりの八二点一〇一冊の岩波文庫。/ちょっとページを繰ってみませんか。」とクリーム色の長方形にある。この宣伝文句なども当時私も岩波文庫の存在を意識し始めた頃で、記憶に残っている。左下に小さく、

文庫判ブックカバー贈呈
下のマークを10枚揃えて封書でお送りください
(昭和58年12月末日締切)
宛先=岩波書店営業部ブックカバー係

とある。この締切は発行日よりも前である。キャンペーン中の増刷よりもカバーの方が多かった、ということなのだろう。このブックカバーは私も持っている。また別の機会に書きたい。第53刷もほぼ同じで、締切の1行が削除されて空白になっているのみ*2。第66刷のカバー表紙折返しは「広辞苑 第四版」の広告。
 第49刷と第53刷のカバー裏表紙は、中央に壺のマーク、左下に横組みゴシック体で「定価150円*3。第66刷のカバー裏表紙、中央「岩波」壺印、左上バーコード2つ、右上ISBNコード/Cコード/定価。
 第49刷のカバー裏表紙折返しは『岩波国語辞典第三版』の広告*4。私の見た第53刷の裏表紙折返しは切除されていて不明。第66刷のカバー裏表紙折返し「ワイド版 岩波文庫」の広告。(以下続稿)

*1:2014年9月5日追加。

*2:2014年9月5日追記】第50刷も同じ。

*3:2014年9月5日追記】第50刷も同じ。

*4:2014年9月5日追記】第50刷も同じ。