瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

「新潮社の辞典!」の広告(3)

⑦『野菊の墓』九十三刷*1(平成二年一月二十日)定価233円
匡郭12.1×6.0cm、上部に楷書体横組み「新潮社の辞典 」。5点で標題は極太ゴシック体、下部にゴシック体で3行(1行17字)の紹介文。仕切の縦線は長さ10.7cm。右から「〈増補/改訂〉新潮世界文学辞典」紹介文は「古典から最新情報までを一冊に集約し/た、便利な世界文学百科。人名項目四/五三八を含む全四七一一項目を収録。」。次に「〈増補/改訂〉新潮日本文学辞典」紹介文は「古典から現代作家まで、日本文学のす/べてを一冊に集約した日本文学百科 /二六二七項目、一七六八ページ。  」。3番め「新潮世界美術辞典」紹介文は「日本・東洋・西洋――総項目数一万七千、挿図約一二〇〇  先史から現代/まで、世界中の美術の全領域を網羅。」、4番め「新潮現代国語辞典」紹介文は「外来語も漢字項目も豊富な七万七千語/――適切な使い方を明治以来の実際の/文例で示し、難読語は索引で引ける。」、最後に「〈新装/改訂〉新潮国語辞典〈現代語/古 語〉」紹介文は「十三万八千語を一冊に収録。古語につ/いては実際の用例を豊富に収める。判/型と活字を拡大した新装改訂版。  」。(以下続稿)
新潮文庫1746『海からの贈物』(平成二年九月十日四十二刷)定価233円*2

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 以前、日記を付けていた。何時に起きて、何時何分の電車に乗って、どこに立ち寄って、誰に会って、など、主として家から出ている間に何をしていたか、メモしていた。今ではあまり見掛けなくなった電光表示の温度計の、温度と時刻を、脇を電車で通る度に記録していた。あまり感想は書かなかった。青臭い感想など書かぬ方が良いと思ったのである。何があったかを見れば、感情は再生される、と思っていた。事実、そうだった。
 もう日記を付けなくなって久しい。付けることもないだろう。詳細に書く暇がないし、今更感情が再生されなくっても構わない。特に現在の感情を未来に再生したいとは思わない。ただ、旅に出るとなんだか心が浮き立って、いろいろと見聞をメモしてしまう。車窓から何が見えたか、駅で何人乗って、何人下りたか、上りのホームでは何人が待っているか……。それも整理出来ないのでは、何も書かなかったのと同じなのだが。

*1:4月27日追記】これまでとしていたが4月27日付(5)に述べたような理由でに改めた。【2015年4月23日追記】これまでとしていたが2015年4月23日付(7)に述べたような理由でに改めた。【2015年6月4日追記2015年6月4日付(8)に述べた理由によりに改めた。【2024年3月19日追記2024年3月19日付(10)に述べたような事情で⑥としていた番号を⑦に改めた。

*2:2020年1月7日追加。