瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『増上寺刃傷』(1)

講談社文庫(1)
 新装版しか見ていないが、初版を見るのが何時になるか分からないし、講談社文庫の近年の版の手控えとして、上げて置くことにする。
・新装版

新装版 増上寺刃傷 (講談社文庫)

新装版 増上寺刃傷 (講談社文庫)

・2003年1月15日第1刷発行・定価619円・324頁*1
・2003年1月15日第1刷発行・2003年1月30日第2刷発行・定価619円・324頁
・2003年1月15日第1刷発行・2005年7月15日第4刷発行・定価619円・324頁
・2003年1月15日第1刷発行・2011年7月1日第5刷発行・定価619円・324頁
 カバー表紙・背表紙・表紙折返し・裏表紙は同じ。但し第4刷は濃く印刷されている*2
 カバー背表紙は上部(3.2cm)は白地でゴシック体で著者名、1字分空けて●に明朝体白抜き「ま」、すぐ下にゴシック体で「1」、残り(11.5cm)は灰色地でその最上部に白抜きゴシック体「52」、少し空けて明朝体新装版増上寺刃傷」下部に濃灰色で講談社文庫のマーク、「講談社文庫」すぐ下に「\619」。
 カバー表紙折返しの上部、明朝体太字で著者名「松本清張(まつもと・せいちょう)」読みはゴシック体、以下ゴシック体(1行20字)でまず略伝が9行、ついで松本清張記念館の紹介が5行、その住所1行、電話とFAXが1行、HPアドレスが1行。この松本清張記念館の意向によるらしい紹介文については、いずれ他社のものと比較の上、記事にしたい。右下に明朝体縦組み「カバーデザイン 菊池信義」、左下に斜めに破線があって講談社文庫のマークに「ま1-52」。
 カバー裏表紙折返しは第2刷と第4刷は一致、上部、白地の部分に灰色の講談社文庫のマークに横組みで「講談社文庫」灰色地の最上部に横組みの濃灰色ゴシック体で「松本清張作品」と題して、縦組みで上段12点13冊、下段13点15冊を列挙。書名は漢字と片仮名はゴシック体、平仮名は明朝体の太字。下段の最後の4点は「日本史七つの謎新装版 大奥婦女記新装版 火の縄新装版 増上寺刃傷」。これが第5刷では上段11点12冊、下段10点11冊に変わっている。上段は9番めにあった「湖底の光芒」がなくなっている。下段は4番め「奥羽の二人」7〜9番め「異変街道(上)(下)/古代史私注密教の水源をみる空海・中国・インド」12番め「新装版 火の縄」がなくなり、新たに9〜10番めに「新装版 彩色江戸切絵図新装版 紅刷り江戸噂」が追加されている。
 カバー裏表紙、左上のバーコードの部分、白地が下の灰色地に食い込んでいる(2.4×5.4cm)その下に小さく「新装版 増上寺刃傷/松本清張/定価:本体619円(税別)」少し離れて左寄りに縦並びで「●1|52」●に白抜き明朝体「ま」。右上の白地部分にISBNコード(10桁)/Cコードに「\619E (0)」、灰色地部分に7行の紹介文、6行が明朝体(1行15字)、1文字めがドロップキャップ(4倍角で1〜2行めの初めの2字分)、7行めはゴシック体で「<大きな文字で読みやすい新装版>」とある。この紹介文の下に二重線(3.8cm)があってその下に濃灰色の講談社文庫のマーク。
 その「大きな文字」の本体については、初版と比較する機会を待って記述することとしたい。
 奥付は、上部の「著者」紹介が第5刷で組み直されているが同文(第2刷と第4刷は一致)でカバー表紙折返し上部にあるものと一致。第2刷と第4刷りとは、それぞれの発行日と、下部、ISBNコードの上の4行(1行25字)の「落丁本・乱丁本」の送り先について、第2刷は「小社書籍業務/部あて」になっていたのが第4刷では「小社業務部/あて」になっていることが違う。第5刷は発行日の文字が太字に組み直され、また発行者が異なる他、「落丁本・乱丁本」については第4刷と同文だが3行(1行40字)に組み直され、その下にゴシック体3行で「本書のコピー、スキャン、デジタル化等の無断複製」についての断り書。ISBNコード(10桁)、二重線。第2刷と第4刷には二重線の下にゴシック体で「本書の無断複製(コピー)は著作権法上での例外を除き、禁じられています。」とあった*3
 裏に野間省一講談社文庫発刊の辞」。
 第2刷にはまず2頁「講談社文庫■最新刊」■には講談社文庫のマーク、1頁に10点、上に著者名、中央やや上に標題、下部に1行20字で2行の紹介文、本書は1頁めの9番めで「みずから生きる道を様々な理由で見誤った武/士らの悲哀。味わい深い珠玉の短編9編収録。」とある。第4刷・第5刷にはこれがない。
 続いて3段組、1段に19点の「講談社文庫 目録」、第2刷は6頁で堀和久から結城昌治まで、最後の頁の左下に横組みで「2002年12月15日現在」とある。松本清張は1頁めの上段18番めから中段全部で、中段7番めの「湖底の光芒」までは裏表紙折返しに一致、裏表紙折返しでは上段の最後の3点と下段の最初の3点が「清張通史」①〜⑥の6点になっているが、この目録では中段8〜10番め「奥羽の二人/塗られた本/熱い絹(上)(下)」が「清張通史」の前に来ている。中段最後の3点は「新装版 大奥婦女記/新装版 火の縄」そして「松本清張 日本史七つの謎」となっており、裏表紙折返しと比較すると本書と「異変街道(上)(下)/古代史私注/密教の水源をみる空海・中国・インド」の4点がない*4。第4刷は8頁で東郷隆から三浦綾子まで、最後の頁の左下に横組みで「2005年6月15日現在」とある。松本清張は8頁めの上段9番めから中段8番めまでの19点、21点あった第2刷との異同だが「湖底の光芒/奥羽の二人」がなくなっていることと「新装版 火の縄」が「新装版 増上寺刃傷」に差し替えられていることである。第5刷も8頁で保阪正康から吉村昭まで、最後の頁の左下に横組みで「2011年6月15日現在」とある。松本清張は1頁めの中段11番めから下段12番めまでの21点で、第4刷と比較するに「新装版 増上寺刃傷」と「松本清張 日本史七つの謎」の間に「新装版 彩色江戸切絵図/新装版 紅刷り江戸噂」が追加されている。

*1:6月3日追加。

*2:6月3日追記】第1刷のカバーは色は第5刷と同じくらい薄いことを除けば第4刷に一致する(今、手許に第2刷がないが、発行日は15日違いなのでそのまま増刷されているものと思う)。

*3:6月3日追記】第1刷は第2刷に同じ。

*4:6月3日追記】第1刷は第2刷に同じ。