瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の松本清張(6)

・伊藤憲治のカバー(2)表紙
 4月17日付(5)の続き。
 赤い背表紙のものを1点追加する。
・角川文庫2018『無宿人別帳』昭和三十五年十月三十日初版発行・昭和六十三年六月三十日五十一版発行・定価460円・355頁
 さらに新しくなると、カバー背表紙は濃い赤紫地*1になり、白抜きで最上部に「ま|1- 」とあり、その下に秀英初号明朝で標題、同じく中央やや下に著者名、下部にゴシック体で「角川文庫」すぐ下に黒で小さく●に白抜き「P」に、税込定価*2
・角川文庫5329『影の車昭和五十八年二月十日初版発行・平成元年六月三十日十二版発行・定価417円・288頁*3
・角川文庫3273『二重葉脈』昭和四十九年五月三十日初版発行・平成二年一月三十日二十六版発行・定価660円・600頁*4
・角川文庫5807『死の発送』昭和五十九年九月二十五日初版発行・平成二年五月三十日二十七版発行・定価456円・362頁*5
・角川文庫3242『葦の浮船』昭和四十九年三月三十日初版発行・平成二年六月三十日二十四版発行・定価417円・316頁
・角川文庫3335『聞かなかった場所』昭和五十年一月十日初版発行・平成二年七月三十日三十八版発行・定価350円・234頁
・角川文庫5807『死の発送』昭和五十九年九月二十五日初版発行・平成四年六月三十日三十版発行・定価505円・362頁*6
・角川文庫5807『死の発送』昭和五十九年九月二十五日初版発行・平成四年八月二十五日三十一版発行・定価505円・362頁
・角川文庫5807『死の発送』昭和五十九年九月二十五日初版発行・平成五年十一月二十日三十四版発行・定価544円・362頁*7
 さて、これらのカバーだが、表紙は上部に縦2.8〜3.0cmに横8.5cmのカラーの長方形があり、そこに横組みで上に明朝体の標題、下に横長のゴシック体で著者名となっている。私の見たものでは角川文庫5329『影の車』まで。それが私の見たものでは角川文庫5807『死の発送』から標題もゴシック体になり、著者名ともども太字になる*8。角川文庫5807『死の発送』は標題は黒、著者名は明るい灰色、角川文庫6072『翳った旋舞』は文字は黒、角川文庫6769『延命の負債』は標題は白、著者名は灰色。
 早い時期のものは、裏表紙も同じ地色で、上部に横長のゴシック体で「標題・著者名」が入っている。下部にISBNコードや定価。それが新しいものでは白地で上部に1行でISBNコード・Cコードに定価が入っているのみ。
 カバー表紙折返し、右下に横組みゴシック体で「カバー 伊藤憲治」とある。以下、背表紙の標題と番号・定価、表紙上部(標題/著者名)の長方形の色、裏表紙が色刷(上部に黒で標題・著者名)になっているものは注記。
「顔・白い闇」―2260 橙色(裏表紙も)*9
「喪失・カルネアデスの舟板」―3300 銀色(裏表紙も)
「無宿人別帳」―4460 黄土色
「真贋の森」―5260 朱色
徳川家康」―11580 山吹色(裏表紙も)
「黒い福音」―12580 シャンパン色
アムステルダム運河殺人事件」―20 ―¥220 橙色*10
アムステルダム運河殺人事件」―20380 橙色
「日光中宮祠事件」―23340 朱色(裏表紙も)*11
「内海の輪」―24340 桃色(裏表紙も)
「二重葉脈」―25490 朱色(裏表紙も)*12
「二重葉脈」―25620 朱色*13
「山峡の章」―30380 ■黒(裏表紙は深緑色
「水の炎」―31580 濃桃色*14
影の車」―34380 緑褐色
「地の指」上―36380 暗黄色(背表紙も)*15
「地の指」下―37380 暗黄色(背表紙も)*16
「死の発送」―38460 濃水色*17
「翳った旋舞」―39420 黄緑色(裏表紙も)
「延命の負債」―42380 ■黒
ま1-12「葦の浮船」430 黄緑色
ま1-15「二重葉脈」680 朱色*18
ま1-16「聞かなかった場所」350 濃水色
ま1-22「影の車」430 緑褐色*19
ま1-26「死の発送」520 濃水色
ま1-26「死の発送」560 濃水色*20
 カバー裏表紙折返し「角川文庫/松本清張作品集」が『内海の輪』二十三版の定価340円のものと、定価380円のものとで異なり、前者は上下分冊になっているものを1冊ずつ別々に示しているの対し、後者が分冊物も1題ずつ纏めて記載していることを指摘して置いた。裏表紙が色刷になっているものは1冊ずつ、白地のものが1題ずつ、という風に大体は分けられるようだが、『翳った旋舞』は裏表紙は色刷だけれども1題ずつ示され、最後は「翳った旋舞」。裏表紙が色刷の『喪失・カルネアデスの舟板』は「影の車」まで、『内海の輪』は「影の車」の次の「北の詩人」までを並べる。表紙が白地の『真贋の森』『影の車』は「翳った旋舞」の次の「美しき闘争(上)(下)」が追加されている。
 背表紙が赤地のものは『内海の輪』二十三版の定価380円のものに一致する。(以下続稿)

*1:12月28日追記】「赤地」となっていたのを「赤紫地」に訂正。

*2:6月9日追記】「「●」に」としていたのを「●に白抜き「P」に、」と修正した。

*3:2016年7月28日追加。

*4:12月28日追加。

*5:2015年4月14日追加。

*6:2015年2月25日追加。

*7:2014年3月18日追加。

*8:【2014年6月6日追記】角川文庫5798『地の指(上)』角川文庫5799『地の指(下)』は標題・著者名ともに黒のゴシック体。

*9:10月3日追加。

*10:2015年4月21日追加。

*11:6月15日追加。

*12:12月28日追加。なお私の見た本は分類票貼付のため数字が見えない。仮に入れて置いた。

*13:2014年3月4日追加。定価の数字と裏表紙が異なる。ついでに2013年12月28日追加の『二重葉脈』に関する記述の乱れを訂正した。

*14:2017年6月10日追加。

*15:2014年6月6日追加。

*16:2014年6月6日追加。

*17:2014年3月18日追加。

*18:12月28日追加。

*19:2016年7月28日追加。

*20:2014年3月18日追加。