瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の『竹取物語』(12)

・角川文庫6817(4)
 星新一訳『竹取物語』の初版については既に記述したが、初版(昭和六十二年八月十日初版発行)ながら消費税込みの定価になっているカバーを見た。沢口靖子かぐや姫をやっているカバー表紙は同じ。2012年3月31日付(02)に貼った、Amazon詳細ページに示される和田誠のカバーはまだ見ない。
 以下、消費税導入前のカバーと、消費税込みのカバーとを比較しつつメモして置く。
 カバー表紙折返しは2012年4月1日付(03)で見たが、広告が「月刊カドカワ」から「野性時代」に変わっている。これは3月5日付「角川文庫の「野性時代」の広告(1)」に整理したうちの③ 昭和末〜平成初年に同じ。広告以外は一致。
 カバー裏表紙折返しは一致。この機会に2012年4月2日付(04)では省略した「角川文庫星 新一作品集」の15点を挙げて置く。「人民は弱し 官吏は強し/きまぐれ星のメモ/きまぐれロボット/ちぐはぐな部品/きまぐれ博物誌/続・きまぐれ博物誌/宇宙の声/城のなかの人/地球から来た男/おかしな先祖/ごたごた気流/声の網/きまぐれ体験旅行/きまぐれエトセトラ/竹取物語」。
 カバー背表紙も2012年4月2日付(04)に記述したが、消費税込みのものは縹色地で上部に「ほ|3-13 竹取物語」標題は明朝体太字、消費税導入前のものの標題はただの明朝体で分類番号はここではなかった。中央やや下に「星新一」訳者名は標題と同じ明朝体太字で「訳」は一回り小さなゴシック体。これも消費税導入前のものでは標題より一回り小さいのは同じだが、ただの明朝体であった。最下部に「訳」と同じ大きさのゴシック体で「角川文庫●350」●に白抜き「P」。
 カバー裏表紙、白地であるのは同じ、右上にあるISBNコードは一致、2行めCコードも一致「 P350E 定価350円」定価のすぐ下に「(本体340円)」とある。左上にバーコードが2つ、上のものの13桁のうち、最初の「978」から後はISBNコードに同じだが、下1桁が「-X」ではなく「3」になっている。
 結論としては、カバー表紙・裏表紙折返しは一致、表紙折返しは広告のみ差替え、背表紙と裏表紙が異なる。