・講談社文庫(1)
初版も見ているのだがまず新装版から始める。
・新装版
- 作者: 松本清張
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/12/10
- メディア: 文庫
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・1999年12月15日第1刷発行・2003年12月1日第3刷発行・定価733円・444頁
・1999年12月15日第1刷発行・2005年9月26日第6刷発行・定価733円・444頁
・1999年12月15日第1刷発行・2006年12月1日第7刷発行・定価733円・444頁*2
書影には帯が付いているが私の見ている本は図書館蔵書なので帯はない。東京というのは便利なところで、殆ど駅ごとに図書館があって、気を付けているとすぐにいくつかの版・刷を見ることが出来る。それはともかく、この帯に「文字が大きい、読みやすい!!」と強調しているが、……大きいどころではない。大活字本かと思うくらい大きい。
カバー背表紙は上部(3.2cm)は白地でゴシック体で著者名、1字分空けて●に明朝体白抜き「ま」、すぐ下にゴシック体で「1」、残り(11.5cm)は灰色地でその最上部に白抜きゴシック体「50」、少し空けて明朝体「新装版 大奥婦女記」下部に濃灰色で講談社文庫のマーク、「講談社文庫」すぐ下に「Y733」。
カバー表紙折返しの上部、明朝体太字で著者名「松本清張(まつもと・せいちょう)」読みはゴシック体、以下ゴシック体(1行20字)でまず略伝が9行、ついで松本清張記念館の紹介が5行、その住所1行、電話とFAXが1行、HPアドレスが1行。この紹介文は5月9日付「松本清張『増上寺刃傷』(1)」で見た講談社文庫『増上寺刃傷』新装版に同じ。右下に明朝体縦組み「カバーデザイン 菊池信義/カバー作品 栗田敬子」下詰め。左下に斜めに破線があって講談社文庫のマークに「ま1-50」。
カバー裏表紙折返しは第3刷と第6刷は一致、上部、白地の部分に灰色の講談社文庫のマークに横組みで「講談社文庫」灰色地の最上部に横組みの濃灰色ゴシック体で「松本清張作品」と題して、縦組みで上段12点13冊、下段13点15冊で講談社文庫『増上寺刃傷』新装版の第1刷・第2刷・第4刷に同じ*3。
カバー裏表紙、左上のバーコードの部分、白地が下の灰色地に食い込んでいる(2.4×5.4cm)その下に小さく「新装版 大奥婦女記/松本清張/定価:本体733円(税別)」少し離れて左寄りに縦並びで「●1|50」●に白抜き明朝体「ま」。右上の白地部分にISBNコード(10桁)/Cコードに「\733E (0)」、灰色地部分に7行の紹介文、6行が明朝体(1行15字)、1文字めがドロップキャップ(4倍角で1〜2行めの初めの2字分)、7行めはゴシック体で「<大きな文字で読みやすい新装版>」とある。この紹介文の下に二重線(3.8cm)があってその下に濃灰色の講談社文庫のマーク。
奥付は、上部の「著者」紹介はカバー表紙折返し上部にあるものと一致。第3刷と第6刷との異同は、それぞれの発行日と、下部、ISBNコードの上の4行(1行25字)の「落丁本・乱丁本」の送り先について、第3刷は「小社書籍業務/部あて」になっていたのが第6刷では「小社業務部/あて」になっていることだけである*4。
裏に野間省一「講談社文庫発刊の辞」。
最後の「講談社文庫 目録」、3段組で1段に19点。第6刷は8頁あって「戸部長也」から「三浦綾子」まで。8頁めの左下に横組みで「2005年9月15日現在」とあるが、私の見た第3刷は4頁で最後の頁に日付がなく、どうも松本氏の辺りが切除されているらしい。第6刷は8頁めの上段15番めから19番めまではカバー裏表紙折返しの初めの5点「草の陰刻/黄色い風土/黒い樹海/連環/花氷」に一致。中段は「遠くからの声/ガラスの城/殺人行おくのほそ道(上)(下)」までは同じだが、カバー裏表紙折返し上段9番めは「湖底の光芒」だったのが、この目録の中段4〜5番めは「塗られた本/熱い絹(上)(下)」で、カバー裏表紙折返しでは下段5〜6番めにある。中段6〜11番めは「清張通史」の①〜⑥で、カバー裏表紙折返し上段10番め〜下段3番め。中段12〜14番めは「新装版 大奥婦女記/新装版 増上寺刃傷」そして「松本清張他 日本史七つの謎」である*5。(以下続稿)