瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『黒い空』(1)

・角川文庫7750(1)
【十二版】平成二年三月十日初版発行・平成五年三月十日十二版発行・定価583円・373頁

黒い空 (角川文庫)

黒い空 (角川文庫)

【二十六版】平成二年三月十日初版発行・平成十年十二月三十日二十六版発行・定価580円・373頁
 Amazon詳細ページのなか見!検索では、
【三十八版】平成二年三月十日初版発行・平成二十年三月十五日三十八版発行・定価590円
の一部が閲覧出来る。
 今は十二版と二十六版について、適宜なか見!検索の三十八版も参照しつつ、比較してみたい。
 二十六版と三十八版は「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」。二十六版のカバー背表紙とカバー裏表紙折返しについては5月18日付「角川文庫の松本清張(09)」で確認した。三十八版のカバー表紙・カバー表紙折返しは二十六版に同じ。カバー裏表紙折返しは5月19日付「角川文庫の松本清張(10)」で確認したものに同じ。カバー裏表紙はレイアウトは同じ、定価改訂のためバーコードの2つめの下4桁が「5806」から「5905」に、右上の2行めCコードの次が「 \580E」から「 \590E」に、3行めも「定価:本体580円(税別)」の数字が「590」に変わっている*1
 十二版のカバー表紙は黒地で中央に烏の絵があって、二重三重に十字に縛られている。文字は全て横組みの白抜きで、明朝体で上部に大きく標題、その下に著者名、右下にゴシック体で小さく「角川文庫」とある。カバー背表紙は赤地に白抜きで、最上部に「ま|1-39」とあって秀英初号明朝で標題、中央やや下に秀英初号明朝で著者名、下部にゴシック体で「角川文庫」すぐ下に黒のゴシック体で「●600」●に「P」とあるはずだが分類票貼付のため確認出来ない。カバー裏表紙折返しは6月10日付「松本清張『聞かなかった場所』(4)」で見た角川文庫3335『聞かなかった場所』三十八版に同じ。
 カバー裏表紙は白地で左上にバーコード2つ、右上にISBNコード/Cコードと定価が2行に入る。1つめのバーコードは二十六版に同じで下1桁は「0」、2つめのバーコードの下4桁は「6002」、ISBNコード(10桁)は二十六版に同じで下1桁「-8」、右上2行めは「C0193 P600E 定価600円」定価のすぐ下に「(本体583円)」と添えてある。
 カバー表紙折返しは下部に右寄せで「イラストレーション 黒田征太郎カバーデザイン 高橋 雅之+K₂」とある。黒田氏のカバーは角川文庫『羅生門・鼻・芋粥』について、2012年12月6日付「芥川龍之介『羅生門』の文庫本(5)」で角川文庫7499『羅生門・鼻・芋粥』再版を、1月19日付「芥川龍之介『羅生門』の文庫本(7)」で角川文庫45『羅生門・鼻・芋粥』改版四十三版に同じ黒田氏の絵が使用されていることを見ていた。上部には内容の紹介文があって、二十六版のカバー裏表紙にあるものとは異同がある。(以下続稿)

*1:11月10日追記】「が「590」に」の前に「の数字」を補う。三十三版のカバーはなか見!検索で閲覧出来る限り(つまり背表紙以外)は三十八版に同じ。