瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

小池壮彦『心霊写真』(2)

 昨日の続きで、文庫版の「●参考資料」で新たに追加された箇所について見て置く。
 「●参考資料①ビデオリスト」は新書版は74点だったのが75点になっている。すなわち4番め(238頁上段9行め)に「『妖女伝説'88』(日活/一九八八)」が挿入されている。
 「●参考資料③文献リスト」も新書版16点が17点になっているが、これは最後に新書版刊行後の「『木野評論(35)』(京都精華大学情報館・青幻舎/二〇〇四)」の追加である。
 「●参考資料④年表」は昭和「24年(1949)」が新書版では4項目4行(245頁3〜6行め)だったのが文庫版は255頁12行め「伊・映画『殺人カメラ』で写真が命を吸い取るテーマが扱われる。」の1行が追加されて5項目5行となっている。同様に昭和「35年(1960)」が新書版では5項目5行(246頁10〜14行め)だったのが文庫版は256頁20行め「東宝映画『電送人間』公開。」の1行が追加されて6項目6行に、昭和「43年(1968)」が新書版では5項目5行(247頁13〜17行め)だったのが文庫版は258頁3行め「TBS系『怪奇大作戦』放送開始。」の1行が追加されて6項目6行に、昭和「44年(1969)」は新書版では2項目2行(247頁18〜19行め)だったのが文庫版は258頁4行め「『怪奇大作戦』で心霊写真やテレビ幽霊がテーマになる。」と7行め「この頃、米テレビ『英国の堂々たる幽霊』で動く幽霊のフィルムを放映。」の2行が増えて4項目4行に、昭和「53年(1978)」は新書版では3項目3行(250頁8〜10行め)だったのが文庫版は260頁15〜16行め「米・映画『アイズ』で殺人カメラがテーマになる。/米・テレビ『イン・サーチ・オブ』で心霊写真を検証。」の2行(3項めと4項め)が増えて5項目5行に、昭和「57年(1982)」は新書版では5項目5行(251頁2〜6行め)だったのが文庫版は261頁10行め「米・映画『ポルターガイスト』でテレビが霊界への通路として描かれる。」の1行(3項め)が増えて6項目6行に、昭和「58年(1983)」は新書版では2項目2行(251頁7〜8行め)だったのが文庫版は261頁16〜18行め「加・映画『ビデオドローム』公開。/米・映画『恐怖の殺人ビデオ』公開。/米・映画『悪魔の棲む家PART3』公開。」の3行が追加されて5項目5行に、昭和「60年(1985)」は新書版では4項目4行(251頁12〜15行め)だったのが文庫版は261頁6〜7行め「米・テレビ『フロム・ザ・ダークサイド』で心霊写真がテーマになる。/英・テレビ『異次元との遭遇』で心霊写真を検証。」の2行が追加されて6項目6行に、昭和「61年(1986)」は新書版では4項目4行(251頁16〜19行め)だったのが文庫版は262頁12〜15行め「米・テレビ『トワイライトゾーン』で写真から魂がよみがえるテーマが描かれる。/伊&米・映画『デモンズ2』公開。/米・映画『テラービジョン』公開。/映画『モモコ・ワンダーランド』でテレビが人間を食う。」の2行が追加されて6項目6行になっている。
 文庫版263頁2行めに、新書版になかった、昭和「63年(1988)『妖女伝説'88』でパソコンの画面に幽霊が出現。」が挿入されている。この『妖女伝説'88』は先に注意したように文庫版の「●参考資料①ビデオリスト」で新たに追加されたものである。ちなみに新書版にいう(一八六一〜二〇〇〇)の範囲で立てられていない年は、文久三年(1863)、明治二年(1869)、明治四年(1871)、明治6年(1873)、明治13〜14年(1880〜1881)、明治23〜24年(1890〜1891)、昭和13年(1938)、昭和19年(1944)。(以下続稿)