瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

松本清張『内海の輪』(2)

・角川文庫3251(2)MATSUMOTO SEICHO COLLECTION
 3月7日付(1)に、伊藤憲治のカバーのかかっている二十三版についてメモして置いた。その後「MATSUMOTO SEICHO COLLECTION」の改版再版と改版六版を借りて、さらに今年刊行の「光文社文庫プレミアム」と、今、この5種を並べている。
【改版再版】昭和四十九年五月二十日初版発行・平成七年二月十日改版再版発行・定価505円・313頁
【改版六版】昭和四十九年五月二十日初版発行・平成九年十月三十日改版六版発行・定価500円・313頁
 カバー表紙はAmazon詳細ページには示されている。
 改版再版については5月16日付「角川文庫の松本清張(07)」に、改版六版については5月17日付「角川文庫の松本清張(08)」に追加して置いた。従ってカバー背表紙・裏表紙折返しの異同についてはここでは繰り返さない。
 カバー表紙・表紙折返しは一致。
 カバー裏表紙、左上のバーコード1つめは一致、2つめの下4桁は改版再版「5203」で『一九五二年日航機「撃墜」事件』初版に同じ、改版六版は「5004」。右上1行めのISBNコードは一致、2行めは改版再版「C0193 P520E 定価520円」定価のすぐ下に「(本体505円)」とあってこれも定価が同じ『一九五二年日航機「撃墜」事件』初版に一致、改版六版は「C0193 \500E」3行め「定価:本体500円(税別)」。
 本体の異同だが、まず1頁(頁付なし)扉の鳳凰が、改版再版は羽を銜え翼と脚を広げていたのが、改版六版は翼を広げ脚を揃えたものになっていること、これは奥付も同じ。3〜313頁までは一致。内容の細目については追って角川文庫初版と光文社文庫版と比較しつつ記述する。
 1頁空白があって、奥付。レイアウトは『一九五二年日航機「撃墜」事件』初版に同じ。鳳凰以外の異同は、それぞれの発行日、「製本所――」が改版再版「文宝堂」改版六版「多摩文庫」、匡郭下辺の下左寄せに改版再版「ま 1-14」とあったのが改版六版「ま 1-8」。
 「角川文庫発刊に際して」と目録「角川文庫最新刊 」4頁は一致。なお、目録の1頁めは『一九五二年日航機「撃墜」事件』初版の1頁めに同じ、2頁めは『一九五二年日航機「撃墜」事件』初版の4頁めに同じ、4頁めは『一九五二年日航機「撃墜」事件』初版の2頁めに同じ。(以下続稿)