瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

別冊宝島268「怖い話の本」(3)

 8月28日付(2)の続きで、別冊宝島268のPart IIIを見て置く。
・林巧「四肢切断!!だるま女の正体をつきとめろ!/圧倒的恐怖の物語がニッポン人の間で市民権を得てしまった謎!別冊宝島172〜183頁→宝島社文庫【異人】42〜60頁→「見世物小屋だるま女の正体海外で消え、四肢を切断されて見世物に。恐ろしい噂話の震源を追う!別冊宝島スペシャル144〜164頁。別冊宝島の写真4点と別冊宝島スペシャルの写真1点は一致しない。
大泉実成〈マンガ・アニメ業界残酷物語〉/ドブ川に死す!/先生の我まま、アシのとんずら、タイのアニメタコ部屋……別冊宝島184〜195頁→宝島社文庫「【低賃金】マンガ&アニメ業界残酷物語/ドブ川に死す!」100〜121頁。
・田中 聡「パンツをはいたロウソク病!/近代人が性病・奇病の幻影に犯され続けてきた訳別冊宝島196〜205頁→宝島社文庫「【奇病】パンツをはいたロウソク病」82〜99頁→「不治の病ペニスが溶ける奇病恐ろしい性病の噂はなぜ消えない?奇病の幻影はなぜ心を犯す?別冊宝島スペシャル185〜203頁。別冊宝島201頁左上の表は大きく組み直されて別冊宝島スペシャル195頁に入っている。他に別冊宝島に週刊誌の見出しを寄せ集めた図版が1点あるが別冊宝島スペシャルにはない。
朝倉喬司井の頭公園・バラバラ猟奇事件のトポロジー未解決事件にまつわる周辺のルーモアはどう発動されるのか?別冊宝島206〜214頁→宝島社文庫【死体】136〜149頁。
春日武彦「漫画『座敷女』――「性格異常者」の都市伝説/「精神病気質」という概念と人びとの恐怖別冊宝島215〜223頁→宝島社文庫【サイコ】150〜163頁。  
朝倉喬司「「学校の怪談」はなぜ血の色を好むのか?/純真・無垢という大人たちの「子ども史観」に、鮮血の報復が始まった!別冊宝島224〜237頁→宝島社文庫【子供】372〜394頁→「学校の怪談トイレの花子さんはなぜ死んだ?学校という異界に飛び交う流言飛語。子どもが語り継ぐ残酷物語のルーツとは?別冊宝島スペシャル232〜255頁。別冊宝島に学校の写真4点、別冊宝島スペシャルに1点で題材は同じだが一致しない。
 さて、8月8日付(1)では次の文章までPart IIIに含めてしまったのだが、別冊宝島の目次をよく見ると「PROLOGUE」とは違って小さく「EPILOGUE」とあった。
一柳廣孝「心霊科学の敗北と近代型恐怖譚のカタチ/妖怪、千里眼事件、こっくりさんと「不純なるオカルト」誕生の原風景別冊宝島238〜246頁→宝島社文庫【歴史】396〜411頁。
 別冊宝島宝島社文庫の最後を締めくくるのは小池壮彦で、別冊宝島247〜254頁に
小池壮彦「「事件」になった戦後の怪談・奇談年表」
 宝島社文庫412〜413頁には、
小池壮彦(歴史研究家)「文庫版のための解説」。
 別冊宝島の頁付はここまでで、次いで奥付に4段組の「著者紹介」、奥付の裏に「別冊宝島」の広告。(以下続稿)