瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

角川文庫の「月刊カドカワ」の広告(1)

 角川文庫のカバー表紙折返し下部にある雑誌の広告のうち、良く目にするもの。「月刊カドカワ」は昭和58年(1983)5月の1巻1号から平成10年(1998)3月の16巻3号まで、平成8年(1996)8月の別冊(増刊 MK fab)を含め全部で180冊。
 枠はなく3.6×5.5cmの範囲に、横組みで「月刊雑誌のイメージを変えるニュータイプの文芸誌 」とその下に雑誌名のロゴ、1.7×5.1cmの刺し子風-----破線が18列の背景の左上に縦組みで小さく「月刊」とあり大きく横に「カドカワ」1つめの「カ」の右上から2つめの「カ」の左上にかけて小さく「MONTHLY KADOKAWA」とある。その下にゴシック体で「毎月5日発売/定価490円」。
・角川文庫2025『真贋の森』昭和五十五年八月三十日二十七版
・角川文庫1578『真珠』昭和五十五年九月二十日三十三版
・角川文庫1227『野菊の墓・隣の嫁』昭和五十七年十月三十日改版二十九版
 これら早い例だが、この雑誌が昭和58年5月創刊なのだから、その後掛け替えたカバーなのである。『真贋の森』それから創刊後の『影の車』については、考証を試みて別に示すつもり。
・角川文庫5709『ロウフィールド館の惨劇』昭和五十九年六月二十五日初版*1
・角川文庫5329『影の車』昭和五十九年十月三十日三版
・角川文庫706『晩年』昭和五十九年八月三十日改版二十八版
・角川文庫271『三四郎』昭和六十年十月三十日九十六版
・角川文庫6072『翳った旋舞』昭和六十年十月三十日四版
・角川文庫1448『日本の祭』昭和六十年十一月十日改版十八版
・角川文庫1747『真田軍記』昭和六十年十一月十日改版二十五版
・角川文庫5461『魚は水に女は家に』昭和六十年十一月三十日八版*2
・角川文庫1686『藪の中・将軍』昭和六十年十二月二十日改版二十三版
・角川文庫155『黄河の水』昭和六十一年四月十日改版二十二版
・角川文庫294『李陵・弟子・名人伝』昭和六十一年五月三十日改版三十版
・角川文庫722『草枕二百十日』昭和六十一年五月三十日改版三十版
・角川文庫6458『神戸異人街スキャンダル』昭和六十一年六月二十五日初版*3
・角川文庫704『舞姫うたかたの記』昭和六十一年七月十日改版二十九版
・角川文庫271『三四郎』昭和六十一年十月十日九十八版*4
・角川文庫3711『ベロ出しチョンマ』昭和六十一年十月十日十三版
・角川文庫45『羅生門・鼻・芋粥』昭和六十二年二月二十日改版四十一版
・角川文庫1448『日本の祭』昭和六十二年四月二十日改版十九版*5
・角川文庫6369『葡萄が目にしみる』昭和六十二年四月三十日五版
・角川文庫6910『風のように』昭和六十二年十月十日初版
・角川文庫1578『真珠』昭和六十二年十月三十日三十八版
 ①の定価がなくなっているもの。
・角川文庫3251『内海の輪』昭和五十九年六月三十日二十三版
・角川文庫2328『黒い福音』昭和六十一年八月二十日三十四版
・角川文庫6769『延命の負債』昭和六十二年六月二十五日初版
・角川文庫45『羅生門・鼻・芋粥』昭和六十二年七月三十日改版四十三版
・角川文庫3204『アムステルダム運河殺人事件』昭和六十三年一月三十日二十二版
 定価がなくなったのは「定価490円」でなくなったからだろうと思うが、この定価がネットでは調べられなかった。(以下続稿)

*1:2023年8月17日追加。帯の表紙側折返しにも青で印刷。

*2:2024年3月9日追加。

*3:2024年3月18日追加。

*4:九十六版と同じカバー。

*5:十八版と同じカバー。