瑣事加減

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赤いマント(129)

一柳廣孝 監修『知っておきたい 世界の幽霊・妖怪・都市伝説』2008年9月25日発行・定価1000円・西東社・255頁

知っておきたい世界の幽霊・妖怪・都市伝説 (なるほど!BOOK)

知っておきたい世界の幽霊・妖怪・都市伝説 (なるほど!BOOK)

 「なるほどBOOK!」というシリーズの1冊。但しシリーズ名はカバー背表紙及びカバー裏表紙折返しの最上部にあるのみで、本体にはない。本体の背表紙にはカバー背表紙と同じ文字が赤で刷られているが、最上部の赤い吹出しに白抜きゴシック体の「〈なるほど/BOOK〉 」はない。
 また、「知っておきたい」はカバー表紙は書影を示した通りゴシック体で小さく入り、1頁(頁付なし)扉も単色でイラストを抜き下部の帯のようになっている箇所(帯ではない)にゴシック体横組みで「西東社」とあるのみで同様。カバー背表紙は割書〈知って /おきたい〉とある。目次(4〜8頁)の奇数頁の上部に左寄せで「 知っておきたい 世界の幽霊・妖怪・都市伝説」とある。カバー裏表紙折返し下部の奥付にはゴシック体横組みで「知っておきたい/世界の幽霊・妖怪・都市伝説*1」とあり、本体の奥付ではこれが1行で入っている。ここでは本体の奥付の標題を示した。発行日は本体にはなくカバー裏表紙折返しにのみ入っている。執筆者は本体の奥付に「●編集協力」として「スタジオダンク」という編集プロダクションが挙がっている。一柳氏がどの程度関与したのかは、ぱっと見た限りでは分からない。典拠となった作品名を挙げるようにしているのだが、執筆に際して実際に参照した資料は特に断っていない。
 2〜3頁に監修者の「はじめに」、9〜27頁「日本の四大妖怪」、29〜59頁「里に出没する妖怪」19題、61〜77頁「住居・建築物に出没する妖怪」10題、79〜111頁「山・海・川などに出没する妖怪」21題、113〜139頁「伝統の幽霊」14題、141〜173頁「現代の都市伝説」19題、175〜211頁「西洋の幽霊・妖怪」26題、213〜252頁「東洋の幽霊・妖怪」23題、合計136題、「日本の四大妖怪」は1題につき4頁、他は上下2段の1段から4頁に纏められており、1頁以上取っているものにはイラストが入っている。各章、扉には頁付はなく、次の2頁は概論。28・60・78・112・140・174・212・253頁には「コラム」、254〜255頁に4段組の「索引」。
 156頁「赤マント・青マント」は明朝体太字、右肩に「呼びかけてくるトイレの怪」とあり、その上に和式便器から爪の長い手が出ているイラスト、左下にはマントを手にした骸骨のように痩せて髪もまばらな怪人が笑っている、陰影が強調されたイラスト。なお、目次には明朝体で「呼びかけてくるトイレの怪赤マント・青マント」とあった。「現代の都市伝説」の4番め。
 内容は156頁「警察も巻き込んだトイレ騒動」と157頁「「マント」に対する恐怖」に分かれている。(以下続稿)
 

*1:ルビ「し/せかい・ゆうれい・ようかい・としでんせつ」ゴシック体。