瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山ン本眞樹『怪の壺』(1)

 副題は「あやしい古典文学」で、座敷浪人のサイト「座敷浪人の壺蔵」の怪異談の現代語訳「あやしい古典文学の壺」からの選集。山ン本眞樹(1951.11生)は単行本(四六判並製本)刊行に当たっての筆名。

怪の壺

怪の壺

・初版(2010年4月13日第一刷発行・定価1,400円・学研パブリッシング・254頁)
 一応古典文学専攻だから、江戸時代の随筆くらい原文で読みたいと思っていて、本書も読んでいないのだけれども、原文を漁る余裕もないのである。それを取り上げようと思ったのは、図書館で「復刻版」を目にしたからである。
怪の壺 復刻版: あやしい古典文学

怪の壺 復刻版: あやしい古典文学

・復刻版(2014年2月18日第一刷発行・定価1,400円・学研マーケティング・254頁)
 書影を見ても殆ど同じなのだが、カバー表紙では、標題の右側上寄りに縦組みで「【復刻版】」と小さく入っているだけである。カバー背表紙も標題を少し下にずらして最上部に横組みで「【復刻版】」を入れているのみ。
 カバー裏表紙のレイアウトも同じで、バーコードの1つめはISBNコードと同じ13桁、2つめは一致。その右の1行め、ISBNコードが「ISBN978-4-05-404418-0」から「ISBN978-4-05-405925-2」に変わり、2行目は一致、3行めは「1340441800」から「1340592500」に変わっている。その下の定価と税についての注記は一致。
 カバー表紙折返しは江戸時代の版本を使ったデザインで一致。
 カバー裏表紙折返しもやはり江戸時代の版本を使ったデザインは一致、カバー表紙折返しの版面の続きである。左上に縦組みで「小松和彦(こまつかずひこ)」と「山ン本眞樹(さんもとまき)」の紹介があって、同文だが組み直されている。
 本体、見返しは真紅でこれも一致。(以下続稿)