瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『舞姫 テレプシコーラ』(3)

・カバー裏表紙折返し
 昨日の続き。
 まず、明朝体横組みで上部に入っている、著者の紹介について見て置く。

山岸凉子(やまぎし・りょうこ)

9月24日、北海道札幌市生まれ。
1969年、マンガ家デビュー。
1983年、『日出処の天子』(白泉社文庫)で
第7回講談社漫画賞を受賞。
代表作に、
アラベスク』、『妖精王』(ともに白泉社文庫)、

と、ここまでは私の見た平成19年(2007)までの増刷に掛けられているカバーでは一致。『 』は全て半角。
12月24日追記「一致」と書いたのは見落としで、早い時期のものは「1983年」を「1985年」と誤っていた。ここに誤っていた(カバーが掛かっている)ことが確認出来たものを列挙して置く。『1』第5刷、『2』第9刷、『3』第1刷、『4』第4刷、『5』第1刷、『6』第1刷。
 続きが異なっている。
・『1』第5刷・第15刷・『2』第4刷・第9刷・『3』第1刷・第9刷・『4』第4刷・第7刷・『5』第1刷・第3刷・第8刷

ツタンカーメン』、『青青の時代』
(ともに潮出版社)ほか多数。
最近作は『白眼子』(潮出版社)。


・『6』第1刷・第3刷・第6刷

ツタンカーメン』、『鬼』(ともに潮漫画文庫)、
『青青の時代』、『白眼子』
(ともに潮出版社)ほか多数。


・『7』第1刷・『8』第1刷・『9』第1刷・第4刷

ツタンカーメン』、『鬼』、
『青青の時代』(すべて潮漫画文庫)、
『白眼子』(潮出版社)ほか多数。


・『10』第1刷

ツタンカーメン』、『鬼』、『青青の時代』、
『白眼子』(すべて潮漫画文庫)、
ほか多数。

と云った按配である。
 平成20年(2008)及び平成21年(2009)刊行の第2部になると、1983年以下を抜いて見るに、
・『第2部1』第1刷・『第2部2』第1刷・『第2部3』第1刷

1983年、『日出処の天子』(白泉社文庫)で
第7回講談社漫画賞を受賞。
代表作に、
アラベスク』、『妖精王』(ともに白泉社文庫)、
ツタンカーメン』、『鬼』、『青青の時代』、
『白眼子』(すべて潮漫画文庫)ほか多数。
最新刊は『ヴィリ』、『牧神の午後』
(ともにメディアファクトリー)。
2007年『テレプシコーラ
(第一部・全10巻/メディアファクトリー)にて、
第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。

となっている*1が、平成22年(2010)の増刷になると、
・『1』第23刷・『第2部4』第1刷・『第2部5』第1刷*2

1983年、『日出処の天子』で
第7回講談社漫画賞を受賞。
代表作は、『アラベスク』、『妖精王』、
ツタンカーメン』、『鬼』、『青青の時代』、
『白眼子』、『ヴィリ』、『牧神の午後』ほか多数。
2007年、『テレプシコーラ』第1部・全10巻にて、
第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。
2010年、『アラベスク』完全版が
全4巻にて刊行。

となっている。
・『2』第20刷は組み方が変わっていて1〜4行めは一致するが句読点は半角になっている。それから「凉」の字が異なっている。やはり1983年以下を抜いて見る*3

1983年、『日出処の天子』で
第7回講談社漫画賞を受賞。
2007年、本作『テレプシコーラ』第1部全10巻で
第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞。
代表作に、
アラベスク』、『妖精王』、
ツタンカーメン』、『鬼』、『青青(あお)の時代』、
『白眼子』、『ヴィリ』、『牧神の午後』
ほか多数。
また、最新刊として『テレプシコーラ
第2部が既時刊行中。


・『3』第15刷・『4』第14刷、句読点は半角になっており『2』第20刷に近いが「凉」の字は元に戻っている。

1983年、『日出処の天子』(白泉社文庫)で
第7回講談社漫画賞を受賞。
2007年、本作『テレプシコーラ』第1部全10巻で
第11回手塚治虫文化賞マンガ大賞
を受賞。
代表作に、
アラベスク』、『妖精王』(ともに白泉社文庫)、
ツタンカーメン』、『鬼』、『青青(あお)の時代』、
『白眼子』(すべて潮漫画文庫)、
『ヴィリ』、『牧神の午後』
(ともにメディアファクトリー)、
ほか多数。
また、最新刊として『テレプシコーラ
第2部(メディアファクトリー)が
既時刊行中。


 最下部にゴシック体横組みで小さく、

装画・山岸凉子
装幀・多田和博+岡田ひとみ
フォーマットデザイン・フィールドワーク

とあるのは共通。(以下続稿)

*1:12月24日追記】別の図書館で借りた・『第2部1』第1刷を見るに、「近刊は『ヴィリ』、『牧神の午後』」となっており、また最後に1行多く「現在 『テレプシコーラ』第2部が好評連載中。」とある。恐らくこちらが早い時期のもので「近刊」には最近刊行された本という意味もあるが、近いうちに刊行される本という意味合いの方が強いから、カバー増刷に際して「最新刊」と改めたのであろう。

*2:9月19日追記】『5』第15刷も同じ。

*3:2017年10月1日追記】『2』第21刷も同じ。