瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

夏目漱石『それから』の文庫本(09)

・角川文庫321(7)
 改版五十七版については、2012年8月17日付(02)にカバーと奥付について、2012年10月29日付(06)に改版六十五版との比較を述べたが、古い時期のカバーの掛かった改版五十七版を見たので、ここに2種のカバーのかかった改版五十七版を並べて、比較して見た。
 カバーの表紙・表紙折返し・裏表紙は同じ。
 カバー裏表紙折返しは2012年8月20日付(04)に紹介した改版二十三版に同じ。
 カバー背表紙は縹色地で上部に「な|1-7 それから」標題は秀英初号明朝。中央やや下にも同じ字体で著者名。最下部にゴシック体で小さく「角川文庫●390」●に白抜きゴシック体で「P」。すなわち、この背表紙は、夏目漱石作品では2012年4月8日付「夏目漱石『吾輩は猫である』の文庫本(02)」で見た角川文庫109『吾輩は猫である』改版六十二版、2012年12月31日付「夏目漱石『草枕』の文庫本(1)」で見た、角川文庫722『草枕二百十日』改版三十八版と改版四十一版に同じ。「秀英初号明朝」で検索してヒットする角川文庫は同じ形式のカバー背表紙である。
 本体はもちろん一致している。