瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『アラベスク』(10)

白泉社文庫(1)

 頁付があるのは漫画本編の最後までで「解説」には頁付がない。以下、「解説」も含めた頁数を示す。
・『アラベスクⅠ』第1部上巻
アラベスク (1) 第1部上 (白泉社文庫)

アラベスク (1) 第1部上 (白泉社文庫)

・一九九四年十二月十八日初版発行(342頁)定価583円
・一九九七年二月二十五日第十一刷発行・定価583円
・一九九七年九月十五日第十三刷発行・定価581円
 カバー表紙・表紙折返しは同じ。
 カバー背表紙・カバー裏表紙は初版と第十一刷は一致。
 カバー表紙折返し、右に両側に黒線を伴った茶色の縦太線に挟まれた上部に明朝体太字で「山岸凉子」とあって、1本縦線を挟んで中央、下辺以外を黒線で仕切られた黄色の長方形にゴシック体縦組みで、

北海道生まれ。
出版社に原稿を持ち込み、昭和44年「レフト&ライト」でデビュー。
本格的長編バレエ漫画「アラベスク」で人気爆発。
他、代表作として聖徳太子を描いた「日出処の天子」、「妖精王」など作品多数。
常に少女漫画の新たな地平を切りひらく作家である。
昭和58年「日出処の天子」で第7回講談社漫画賞を受賞した。

とあり、さらに上辺と左辺に細線、その左に人名はやはり明朝体太字で、

カバー・イラスト――山岸凉子  +カバー・フォト――加藤和  +カバー・デザイン――羽良多平吉エディックス  


 「+」は「◆」が5つ組み合わさったもの。
 カバー背表紙、最下部に「600」とある。私の見た第十三刷は下部が分類票貼付のため不明。
 カバー裏表紙、左上のバーコード1つめは一致、2つめは初版・第十一刷「1910179006002」が第十三刷「1920179005813」、右上1行めのISBNコードは一致、2行めは初版・第十一刷「C0179 P600E」が第十三刷「C0179 \581E」、4行めは初版・第十一刷「定価600(本体583円)」が第十三刷「定価610円[ 本体581円 ]」
 カバー裏表紙折返し、「白泉社文庫(…………好評既刊より…………)」の目録で、初版の題はやや大きい*1

日出処の天子(…………)……………………山岸凉子
アラベスク(…………)…………………………山岸凉子
綿の国星(…………)………………………大島弓子
銀の三角(…………)……………………………萩尾望都
メッシュ(…………)………………………………萩尾望都
空の食欲魔神(…………)………………………川原 泉|
櫻の園(…………)………………………………吉田秋生
ガラスの仮面(……1〜17・刊行中……)美内すずえ
パタリロ(……1〜3・刊行中……)…………………魔夜峰央


 第十一刷と第十三刷は50音順になっていて増減があり、第十一刷は最下部に2行分余白があったが第十三刷は詰まっている。減ったところは「萩尾望都」が第十一刷「銀の三角/メッシュ・全3巻/ケーキケーキケーキ/|この娘うります! 」の2行であったのが、第十三刷は「銀の三角/」がなくなって1行に収めている。行が増えたのは「ひかわ きょうこ」の「荒野の天使ども・全2巻」と「わかつき めぐみ」の「So What?・1〜2巻」で差し引き1行増加だが、1行の幅が若干広くなって余白を埋めているのである。作品が増えているのは「成田美名子」が第十一刷「エイリアン通り(ストリート)・全4巻/CIPHER・1〜3巻」が第十三刷「エイリアン通り(ストリート)・全4巻/CIPHER・1〜5巻」に、「魔夜峰央」が第十一刷「パタリロ!1〜11巻/ラシャーヌ!1〜2巻」が第十三刷「パタリロ!1〜13巻/ラシャーヌ!1〜2巻」に、「美内すずえ」が第十一刷「妖鬼妃伝/聖アリス帝国/白ゆりの騎士/13月の悲劇/|王女アレキサンドラ/虹の戦/ガラスの仮面1〜22巻」が第十三刷「妖鬼妃伝/聖アリス帝国/白ゆりの騎士/13月の悲劇/魔女メディア/|王女アレキサンドラ/虹の戦/ガラスの仮面1〜22巻」と1点追加されている。
 本体の異同は、奥付の初版発行日に追加されているそれぞれの刷の発行日。(以下続稿)

*1:5月6日追記白泉社文庫『日出処の天子』第五巻及び第七巻の第八刷(一九九五年三月十五日)も上部及び太枠が黒の色違いである他は同じ。