山岸凉子『ツタンカーメン』（06）

　3月2日付（03）からの続きで、単行本（希望コミックス）と文庫版（潮漫画文庫）の対照の最後。
・単行本第４巻
・3頁扉＝文庫版第3巻3頁扉
・4頁「目次」
・5頁中扉
・7〜8頁（色刷）＝文庫版第3巻133〜134頁（色刷）
・9〜72頁＝文庫版第3巻135〜198頁
・73頁←単行本第3巻105頁＝文庫版第3巻199頁
　単行本第3巻105頁（1コマ）の使い回しで、左上の二重枠「カーターハウス」を削り、全体にスクリーントーンを被せて夜の景観に改めている。なお、文庫版では第3巻199頁にこの図を初めて掲出するので、夜景ではなく加工前のもの（単行本第3巻105頁）を使用している。
・74〜136頁＝文庫版第3巻200〜262頁
　文庫版第3巻はこれに続いて263〜267頁に荒俣 宏（作家・評論家）「解　説／イギリスの側から見れば……」と268〜269頁見開き「エジプト全図」があって、ともに頁付がない。
　文庫版は269頁の裏は白紙、その次の頁の左下に明朝体縦組みで小さく、

初出
｢月刊コミックトム｣（潮出版社）に､『ツタンカーメン』として掲載。
(一九九六年八月〜十一月号)
　
初出単行本
潮出版社よりコミックス『ツタンカーメン』として刊行。
(第三巻・第四巻、一九九七年九月)

とあって、最後が奥付。
・139〜235頁「イシス」
　色刷の頁は139頁と202〜204頁。うち前者は潮漫画文庫『イシス』のカバー表紙に使用されている。

イシス (潮漫画文庫)

　未見だが参考までに書影を貼って置く。
　次の頁は白紙、その次が奥付で裏は黒。
　奥付の下部にゴシック体横組みで小さく、

『ツタンカーメン』第4巻は､｢月刊コミックトム｣1996年12月号〜1997年1月号･3月号･4月号に掲載された同名作品に､
『イシス』(｢月刊コミックトム｣1997年6月号〜8月号掲載)を併録したものです。

とある。二重鍵括弧『　』は半角。（以下続稿）