瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

御所トンネル(6)

 はてなダイアリープラスには加入していないので、加入するとアクセス解析などで自分の記事のどの辺りに興味が持たれるのか「アクセス解析」によって分かるのかしらん、と思いつつ、差当り毎日の記事の下に表示されるリンク元を眺めている。そのリンク元をクリックして、リンクされた語が一般(?)には、いや私以外の人にはどんな扱いをされているのか、チェックして見たりする。
 それで、大体同じような語が引っ掛かっていて、毎日ではないがよく眼にするのは「わたしは幽霊を見た」とか「鬼畜」とかで、最近は見逃したけれども映画『小さいおうち』の地上波放送があったので「イタクラショージ」とか。「御所トンネル」もちょくちょく引っ掛かってくるのだけれども、先日「トンネル内でカンテラ 幽霊」で検索されてヒットしたらしいので、Yahoo!で検索してみると2chの過去ログ「【炎の幻】桜木町事故について語る【幽霊電車】」に、

37 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/06/12 01:03心霊話が多いのは三河島事故現場付近と丹那トンネル、 / 四谷のトンネルあたりだと思ったんだが・・・
あと、馬橋駅も事故ではないけれど、幽霊話が多いよ。

38 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/06/12 01:23四谷のトンネルは一番外側の、緩行線の古いレンガのトンネルですよね。 /なんでもかつて殉職した鉄道員カンテラをゆらゆらさせながら歩いて来るんだとか…

とあることに気付いた。ちょうど、ちくま文庫版『現代民話考[3]偽汽車・船・自動車の笑いと怪談』が刊行された直後の書込みで、小池壮彦『異界の扉』刊行の前年である。従って、単行本の『現代民話考』かも知れないし、小池氏の雑誌記事かも知れないし、それ以外の何かに由来するのかも知れないし、或いは書き込んだ人物が2013年5月1日付(4)に引いた『現代民話考』の原稿を整理した人や、2013年4月25日付(1)に引いた小池氏と同様の勘違いを、小池氏たちとは別に全く独自にしてしまったのかも知れないが、それはともかく、――どうも2013年4月26日付(2)に引いた『東京の民話』に由来するこの幽霊譚はやはりトンネルの怪異として意識されており、特にそれに異論も示されないような按配であったことが、指摘出来るようである。