・花とゆめCOMICS『封印』(4)カバー
カバーの残りのところを見て置こう。
・カバー背表紙、上部は従来の花とゆめCOMICSに同じレイアウト。下部、①は褪色しているが紫色地に青のゴシック体で著者名、その下に白抜き横並びで「1487/白泉社」とある。②もやはり褪色しているが緑色地に黄緑のゴシック体で著者名、その下に「1488/白泉社」とある。
・カバー裏表紙折返し、上部に紫色の枠、①はエジプト美女のカット、②は睡蓮のカットで希望コミックスには第1巻199頁左下に、白黒だが削除なしで収録されている。
その下の「作品かいせつ」、①には
エジプト考古局査察官・ハワード・カーター。彼は古代/遺跡の発掘を夢みて、野外調査を行う毎日を送っている。/ある晩彼は黄金のサンダルをはいた何者かがトトメス4/世が夢で魔物から受けたという預言そっくりの言葉を語/りかける奇妙な幻覚を見た…。神秘の発掘ロマン第1巻。*1
とある。②には、
生真面目さからのトラブルで、考古局を辞めて以来、元/新聞記者ジェームスの家に世話になっていたハワード。/自作の絵を売り歩いて得た僅かな収入で糊口をしのいで/いたハワードだったが、恩師ピートリーの紹介で、やっ/と遺跡のスケッチと整理という職にありついたのだが…*2
とある。花とゆめCOMICS『封印』は、まさにこれから話が展開しようというところで終わっているのである。
・カバー表紙折返しの下部のカラーカット、①は睡蓮と黄金のマスクを背景にした、豹皮を身にまとい、腰回りには赤い布、黄金のサンダルに杖を突いた少年、②は巻頭カラー(花とゆめCOMICS第1巻7頁=希望コミックス第1巻7頁=潮漫画文庫第1巻7頁)のスフィンクス。(以下続稿)