瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

「新潮社の辞典!」の広告(7)

③『オリンポスの果実』五十一刷*1(昭和六十一年五月十日)定価240円
 匡郭12.0×6.0cm、上部に丸ゴシック体横組みで「新潮社の四大辞典 」とあって、その下は縦組みで、ゴシック体極太字で大きく「新潮世界美術辞典」題の右にゴシック体で「日本で最初の一冊本 美術エンサイクロペディア!」とあり、題の左に明朝体で「 日本・東洋・西洋――総項目数一万七千!      /   先史から現代まで、世界中の美術の全領域を網羅! 」と行間も広く取って入れ、題の下にゴシック体太字で小さく「定価19000円」その左に2行分空けてゴシック体で小さく「*本文組見本付/ カタログ進呈」と下詰めで入っている。その次に1行分空けてゴシック体極太字で大きく「〈新装改訂新潮国語辞典」とあり、その下にゴシック体太字で「現代語・古語/    定価3500円」、題の左にゴシック体太字でごく小さく「《監修久松潜一/ 《編修山田俊雄 築島裕 小林芳規」、その下にやや小さい明朝体で「判型・活字を一回り大きくした新装改訂版!/十三万八千語を一冊に収めた本格国語辞典!」と行間も詰めて下詰め。最後に1行に「新潮世界文学小辞典」が上段、下段は「新潮日本文学小辞典」とゴシック体太字、それぞれの下に極々小さくゴシック体横並びで「定価/3500円」とある。
・『カルメン』十七刷(昭和六十年七月五日十七刷)定価360円*2
 これは実は早く2011年2月20日付「田中英光『オリムポスの果實』(02)」に取り上げていたのに、その後「「新潮社の辞典!」の広告」について纏めるに際し、見落としてしまっていた。遅ればせながら補って置く。
 なお、今回、2013年4月27日付(5)に示した要領に従って、従来②〜⑥としていたものを③〜⑦に改めた。そこで問題になるのは2013年3月26日付(2)に取り上げたものを③に改めた件である。すなわち、この日付で取り上げた『野菊の墓』八十四刷(昭和五十九年五月三十日)の方が、今回追加したものより古いのである。しかしながら、『野菊の墓』八十四刷の他に現在挙げている4例はいづれも昭和61年(1986)7月から昭和62年(1987)12月に集中しており、『野菊の墓』八十四刷が突出して早い。かつ「新潮社の辞典 」と題しているのも後続するものに共通し、先行する2013年3月25日付(1)が「新潮社の三大辞典 」と題していることからして、今回追加した「新潮社の四大辞典 」の方が「三大辞典」に続くものと見るべきだと考えたのである。すなわち『野菊の墓』八十四刷は昭和61年(1986)か昭和62年(1987)にカバーを掛け替えられたものと見たいのであるが、もちろん確証はない。
 或いは新潮文庫239『オリンポスの果実』の難波淳郎のカバーが、もう少し早い時期に多めに刷られていて、すなわち昭和58年(1983)頃のカバーが昭和61年(1986)5月までストックされていて、それで昭和59年(1984)の『野菊の墓』八十四刷よりも古いカバーが掛かることになってしまった、という可能性も考えられる。

*1:6月4日追記】投稿当初にしていたが、6月4日付(8)に述べた理由によりに改めた。

*2:2017年10月21日追加。