瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

大島弓子『グーグーだって猫である』(4)

 昨日は何となく本作の舞台となっている吉祥寺の思い出を書き連ねているうちに終わってしまったが、今回は一昨日の続きで、角川文庫15181『グーグーだって猫である1』のカバー折返しを見て置こう。
 昨日の最後に挙げた角川文庫15229『グーグーだって猫である 小説版』と、比較してみる。
 カバー表紙折返し、『1』は上部に作者の眼鏡を掛けた自画像(2.0×2.0cm)があるが、『小説版』にはない。その下の文字はゴシック体横組み、まず中央揃えでやや大きく「大島弓子(おおしま ゆみこ)」とあって、横線(4.5cm)で仕切って、

栃木県生まれ。1968年に「ポーラの涙」/でデビュー。代表作「綿の国星」他、/「ミモザ館でつかまえて」「リベルテ/144時間」「金髪の草原」「秋日子か/く語りき」「つるばらつるばら」「八月/に生まれる子供」など多数。
現在、愛猫グーグーと猫達との生活を/綴ったエッセイコミックを、「本の旅/人」(角川書店)で連載中。

とあるのは一致。『小説版』はその下に2行分空けて「犬童一心(いぬどう いっしん)」横線で区切って、

東京生まれ。高校在学中より自主製作/映画の監督、製作をスタート。主な作/品に『ジョゼと虎と魚たち』『死に花』/『いぬのえいが』『メゾン・ド・ヒミコ』/『黄色い涙』『眉山』など多数。

とある。行頭・行末の二重鍵括弧は半角、4行めの二重鍵括弧は全て半角。
 下部はゴシック体太字横組みで小さく、『1』は3行、

カバーイラスト/大島弓子
カバーデザイン/羽良多平吉
        米倉みく@エディックス

とあり、『小説版』は4行、

カバー写真/前田昭二
カバーデザイン/都甲玲子(角川書店装幀室)
©2008『グーグーだって猫である』フィルム・
コミッティ

とある。「/」は細く、二重鍵括弧は半角。
 カバー裏表紙折返し、上部に横組みでゴシック体太字「角川文庫」、横線(4.5cm)、ゴシック体太字でやや大きく「大島弓子の本」少し空けて二重線(4.5cm)但し上が太い。ここまでは一致。そして『1』にはゴシック体で「グーグーだって猫である 1」とある。『小説版』には同じ位置に「グーグーだって猫である 1〜2」1行分空けて「グーグーだって猫である 小説版脚本・監督=犬童一心ノベライズ=麻井みよこ」とある。下部には右下にKBマークがあるのみで印刷云々は記されていない。(以下続稿)