瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

大島弓子『グーグーだって猫である』(5)

 単行本の続刊は『2』も見たのだが当時文庫版をまだ見ておらず、比較して記事にしようと思っていなかったのでメモを取らなかった。それで順序がおかしくなったが、今手許にある『3』と『4』を『グーグーだって猫である』と比較しつつメモして置こう。
・単行本『グーグーだって猫である3』平成19年5月25日初版発行・定価1100円・127頁

グーグーだって猫である (3)

グーグーだって猫である (3)

・平成20年6月5日6版発行・定価1100円*1
・平成20年7月30日8版発行・定価1100円*2
・単行本『グーグーだって猫である4』平成20年5月31日初版発行・定価1100円・127頁
グーグーだって猫である(4)

グーグーだって猫である(4)

・平成20年6月25日再版発行・定価1100円*3
 カバー、下部の虹色の横縞の色の順が『グーグーだって猫である』と異なる。『3』と『4』は同じ。
 カバー表紙、上部のフランス語、『3』と『4』は喪もいる。またその下、左端にフランス語に少し重なって水色で「3」「4」の数字。
 カバー背表紙最上部、『グーグーだって猫である』ではQRコードがあった位置に、それぞれカバー表紙イラストが縮小されて入っている。標題と著者名は同じ。標題と著者名の間に淡い緑で「3」「4」の数字が入る。
 カバー裏表紙、中央のイラスト『3』はカバー表紙のイラストの背景の桃色のハートマークを抜いて縮小したもので、6月8日付(3)に貼付した映画のオリジナルサウンドトラックの解説書にも使用されている。『4』は8匹の猫のイラストで、緑色のリボンで作った輪の中などにアルファベットで名前、上から時計回りに「googoo/Bee/tama/moumou/mikemaru/kurikuri/kuro/ruriru」と書き込まれている。その下のフランス語は『グーグーだって猫である』に同じ。左上、バーコード2つめは『グーグーだって猫である』に同じ。1つめ『3』9784048540971『4』978404854182、その右に『3』は4行、等間隔に「ISBN978-4-04-854097-1/C0979 \1100E/定価本体1100円(税別)発行角川書店」、『4』はISBNコードとCコードの2行が詰まる。ISBNコードの数字はバーコードに同じ。定価と発売の2行はゴシック体だが『3』は濃く、『4』は若干大きい。
 カバー折返し、『3』は表紙折返しが、『4』は両方とも切除されている。
 見返しは白地で、『グーグーだって猫である』は青、『3』は橙色、『4』は浅葱色で、表紙見返しには扉のカラーイラストの単色反転。裏表紙見返しには裏表紙カバー折返しの下に、カバー裏表紙のイラストが単色反転で若干縮小されて入っている。
 アート紙の扉は『3』『4』はカバー表紙と同じカラーイラストが中央やや上にある。最上部に縁が細い紫の白文字でカバー表紙下部と同じアルファベットの著者名があるのは『グーグーだって猫である』に同じ。『3』『4』はイラストの下に縁が青(?)の黄色文字でカバー表紙上部と同じフランス語が大きく2行、その下、左端に、縁取りは黄色の淡い青緑色文字で数字、その下にカバー表紙左下と同じく黒で「adokawa Shoten 」とある。『グーグーだって猫である』はイラストが拡大されて右上に作者の顔、下部はグーグーの頭から胴体・尻尾までで、グーグーを避けるようにフランス語の位置は『3』『4』よりも上、その上に左詰めで「adokawa Shoten 」とある。数字はない。裏は白。
 1頁(頁付なし)扉は各巻同じレイアウトで中央やや下に黒の縁取りのある灰色の「3」「4」が追加されているのみ。
 2〜5頁(頁付なし)「目次」は上下に横線があって、3〜4頁に章題が並ぶ。レイアウトは同じだがゴシック体の頁が『3』『4』は若干小さく、太くなっており、また章番号が『グーグーだって猫である』は灰色だったのが『3』『4』は黒になっている。2頁は中央に薄い灰色で「グーグーだって猫である|目次」『3』と『4』は「る」の右下と横線に掛かって、やや濃い(それでも薄い)灰色で「3」「4」と数字が入る。『3』と『4』はその右側にカバー裏表紙と同じイラストが黒の単色で印刷されている。『グーグーだって猫である』は標題の右で上の横線が途切れ、右端にカバー裏表紙と同じイラストの左半分強が、拡大されて黒の単色で入っている。5頁にも左側にカバー裏表紙と同じイラストが黒の単色で印刷されているが、やはり『グーグーだって猫である』は大きく、5頁は上の横線が省かれている。
 頁付は6頁から。
 126〜127頁が「あとがきマンガ」になっているのは共通。
 奥付の異同、『4』は標題と「著 者」に振仮名「ねこ」と「おおしまゆみこ」が振られているが、『グーグーだって猫である』と『3』にはない。『グーグーだって猫である』と『3』は「書容設計...........羽良多平吉エディックス」であったが『4』は「書容設計..........羽良多平吉+米倉みく@エディックス」となっている。続く2行はやや小さく『グーグーだって猫である』は「印 刷..............旭印刷株式会社/製 本..............株式会社宮田製本所」となっていたが、『3』と『4』は若干大きく「印刷・製本...........大日本印刷株式会社」と1行になっている。『グーグーだって猫である』は「©Yumiko OSHIMA 2000 Printed in Japan」次の行が10桁のISBNコードとCコードであったが、『3』は「©Yumiko OSHIMA 2007/2007 KADOKAWASHOTEN. Printed in Japan」次の行が13桁のISBNコードとCコード。『4』は「2008」になっている。最下部、横線(7.7cm)があってその下に小さく「◎初出誌◎」、『グーグーだって猫である』は2行「ヤングロゼ  1996年6月号〜1997年8月号/本の旅人   1997年10月号〜1999年2月号」とある。女性向け月刊漫画雑誌「ヤングロゼ」の休刊によりPR誌「本の旅人」に移っている。『3』も2行、

グーグーだって猫である」③/本の旅人 2001年4月号〜2003年9月号
「あとがきマンガ」描きおろし


『4』は3行、

グーグーだって猫である」④/本の旅人 2003年10月号〜2006年3月号
単行本化にあたり、加筆・修正いたしました。
「あとがきマンガ」/描きおろし

となっている。
 目録類はない。(以下続稿)

*1:2017年4月5日追加。

*2:2017年4月5日追加。

*3:2017年4月5日追加。