瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

楳図かずお『ミイラ先生』(09)

 6月17日付(08)の続き。
・文庫版176〜177頁(複写)
 この見開きは完全復刻版及び単行本には収録されていない。「ミイラ先生」とは無関係の4コマ漫画である。ちょっと困るのは文庫版には178頁から後の頁(連載第7回)と同じ号に掲載されていたのか、175頁まで(連載第6回)と同じ号に掲載されていたのかが示されていないことである。くだん書房HP「講談社 週刊少女フレンド1967年」の目録を参照するに、連載第6回と同じ2月21日号に掲載された「フレンドまんが祭り/まんがの先生/かくし芸大会」というコーナーで、2月7日号では里中満智子、2月14日号では赤塚不二夫が担当していたことが分かる。くだん書房が目録を上げた時点では「単行本未収録」であった(もちろん文庫版等も含めて再録されていないということであろう)。上部に「楳図かずお先生のおわらいまんが」とあって4コマ漫画が各頁2つずつ。題は「チイ子とモン太」で3つめのみ「チイ子さんとモン太くん」、自筆の作者名は1つめと3つめが「Ume図Kazuo」で2つめが「うめるかるお」4つめが「楳図かずお」。関西ではダ行の発音がラ行と訛るのでヅ(ズ)がルのように聞こえる(ように発音する)ことがある。
・『妄想の花園 単行本未収録作品集

妄想の花園―単行本未収録作品集

妄想の花園―単行本未収録作品集

 3冊セットの1冊『笑いの妄想』に「モン太とチイ子」というのが掲載されている(ようだ。未見だ)が同じなのか関連があるのか。……どうも、何処かで見たことがあるような気もするのだけれども。
 それはともかく、連載の1回分を1日分の記事として整理して行くつもりだったので、この見開きは前回に附載するべきだったのだが、前回の作業量が多過ぎて力尽き、この見開きの確認まで手が回らなかった。(以下続稿)