6月17日付(08)の続き。
・文庫版176〜177頁(複写)
この見開きは完全復刻版及び単行本には収録されていない。「ミイラ先生」とは無関係の4コマ漫画である。ちょっと困るのは文庫版には178頁から後の頁(連載第7回)と同じ号に掲載されていたのか、175頁まで(連載第6回)と同じ号に掲載されていたのかが示されていないことである。くだん書房HPの「講談社 週刊少女フレンド1967年」の目録を参照するに、連載第6回と同じ2月21日号に掲載された「フレンドまんが祭り/まんがの先生/かくし芸大会」というコーナーで、2月7日号では里中満智子、2月14日号では赤塚不二夫が担当していたことが分かる。くだん書房が目録を上げた時点では「単行本未収録」であった(もちろん文庫版等も含めて再録されていないということであろう)。上部に「楳図かずお先生のおわらいまんが」とあって4コマ漫画が各頁2つずつ。題は「チイ子とモン太」で3つめのみ「チイ子さんとモン太くん」、自筆の作者名は1つめと3つめが「Ume図Kazuo」で2つめが「うめるかるお」4つめが「楳図かずお」。関西ではダ行の発音がラ行と訛るのでヅ(ズ)がルのように聞こえる(ように発音する)ことがある。
・『妄想の花園 単行本未収録作品集』
- 作者: 楳図かずお
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2001/08
- メディア: 単行本
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それはともかく、連載の1回分を1日分の記事として整理して行くつもりだったので、この見開きは前回に附載するべきだったのだが、前回の作業量が多過ぎて力尽き、この見開きの確認まで手が回らなかった。(以下続稿)