瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

正岡容『艶色落語講談鑑賞』(3)

・『艶色落語講談鑑賞』の目次
 一方の『完本正岡容寄席随筆』の構成であるが、版元の岩波書店HP「more info」に「目次」が示されている。また、中嶋裕子(編集部)の「編集者からのメッセージ」に、

‥‥.すなわち,『随筆 寄席風俗』(昭和18年刊),『随筆 寄席囃子』(昭和19年刊),『随筆 寄席行燈』(昭和21年刊)の口絵・本文を全て収録,さらに『艶色落語講談鑑賞』(昭和27年刊)から「艶色落語講談鑑賞」の章を収めました.

とある。「第四章 艶色落語講談鑑賞(抄)」は「艶色落語講談鑑賞」をそのまま採っているのだからやはり(抄)は要らないと思うのだが、『艶色落語講談鑑賞』巻頭、3〜4頁(頁付なし)吉井勇「艶色落語講談鑑賞序歌」及び、5頁(頁付なし)作者「序」と、巻末(359〜364頁)の永井啓夫「跋――師 正岡容のことども」*1も前後に収録していて、一応『艶色落語講談鑑賞』という本から一部を抜粋したという形式を採っているので、仕方がないのであろう。
 『艶色落語講談鑑賞』7〜10頁(頁付なし)「目次」を見るに、茶色の子持枠(9.9×9.0cm)があって1行ごとに茶色の細い罫線で仕切られて文字は全て明朝体、漢数字は半角。まず大きく1字下げで「目  次」、次の行にやや大きく字下げなしで「艶色落語講談鑑賞」と章題、ここから最後まで抜いて見よう。これまで引用に際しては「/」で改行位置を示し、改行箇所に罫線のある場合は「|」でその代用として来たが、ここでもその方針に則る。「」で示した罫線はもちろん縦罫である。

艶色落語講談鑑賞
 人 情 噺 在 原 双 紙…………………………十三頁
 上方落語 島  巡  り…………………………三十頁
 講  談 小 町 娘想呉竹……………………… 四十七頁
 落  語 長     持……………………… 六十四頁
 講  談 鬼 神 の 於 松……………………… 八十一頁
 講  談 吉 原 百 人 斬……………………… 九十九頁
 落  語 数  取  り……………………… 一一五頁【7頁】
 人 情 噺 乳  房  榎……………………… 一三三頁
 人 情 噺 牡 丹 燈 籠……………………… 一五一頁
 落  語 蛙  茶  番……………………… 一六八頁
 落  語 菊  重  ね……………………… 一八七頁
 上方落語 尻     餅……………………… 二〇四頁

わが寄席青春録……………………………… 二二五頁
続わが寄席青春録………………………… 二六二頁
拾遺わが寄席青春録
 浪 華 秋 夜 図………………………………… 二八二頁【8頁】
 浪 華 殉 情 譜………………………………… 二八八頁
 市 井 感 傷 抄………………………………… 二九四頁
 はるかなりけり………………………………… 二九八頁

売色ところ%\
 朝 鮮 烏羽玉譜………………………………… 三〇五頁
 岡 場 所 の 歌………………………………… 三一六頁
 東京パレス紀行………………………………… 三一九頁

恵 陽 居 艶 話【9頁】
 風 流 江 戸 枕………………………………… 三三三頁
 寄 席 と艶笑と………………………………… 三三七頁
 おでこのシャッポ……………………………… 三四一頁
 寄席ぐろてすく………………………………… 三四五頁
 芸苑怪異談集粋………………………………… 三五五頁

  序 歌…………………………吉  井   勇
  扉 絵…………………………伊 藤 晴 雨
  跋………………………………永 井 啓 夫
【10頁】


 文字のない行は空白。10頁の最後の1行も空白である。
 さて、幾つか気になるところがあるのだけれども、それは次回に回す。(以下続稿)

*1:『艶色落語講談鑑賞』では巻頭3〜5頁は茶色の子持枠(13.6×9.0cm)、巻末の「跋」は赤の匡郭(13.7×9.1cm)がある。