瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

丸山昭『まんがのカンヅメ』(3)

小学館文庫『トキワ荘実録』(2)
 昨日の続きで、第一刷と第二刷のカバーの比較の続き。
 カバー裏表紙、上部のバーコード、ISBNコード・Cコード・定価は一致。中央に明朝体縦組みで入っている紹介文は1行13字、第一刷では16行、

「手塚先生が逃げた!」かん/づめの旅館から隙を見て映画/館へと逃亡する天才漫画家と/担当編集者の虚々実々のやり/とりや、原稿取りの苦労話…/戦後児童雑誌の隆盛期、現役/編集者として若き日の石ノ森/章太郎、赤塚不二夫、水野英/子などを育て、彼らの夢の砦/・トキワ荘に出入りした著者/の軽妙な語り口による回想記。/「当時のトキワ荘をまさにあ/りのままに描いた本」(水野英/子)の増補改訂新版。関係年/表と登場人物小伝つき。写真/多数収録。解説・長谷邦夫


 第二刷は20行で、

 日本のまんが文化が大きく/花開いた昭和三〇年代。その/中心にあったのが、伝説のま/んがアパート・トキワ荘だっ/た。手塚治虫藤子不二雄、石/ノ森章太郎、赤塚不二夫、水野/英子らそこに集まったキラ星/のごときまんが家たちの若き/日の姿。涙あり笑いあり、とき/に逃亡劇も大けがも…。その/時代を編集者としてともに駆/け抜けた著者が今明らかにす/る秘話で、まんがのもっとも/熱かった日々が鮮やかに蘇る。/「当時のトキワ荘をまさにあ/りのままに描いた」(水野英子)/日本まんが史料の決定版。世/界を席捲する日本のまんが文/化誕生の秘密がここにある。/関係年表と登場人物小伝つき。

と大幅に書き換えられている。
 カバー裏表紙折返し、上部に紺色の長方形(0.5×5.0cm)にゴシック体横組み白抜きで「小学館文庫 漫画家たちの伝記」とあって、上段に夏目房之介手塚治虫の冒険』右側に明朝体縦組み4行の紹介文があって左に書影(帯なし)、書影の下に定価と著者名、

手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々 (小学館文庫)

手塚治虫の冒険―戦後マンガの神々 (小学館文庫)

 下段に石ノ森章太郎石ノ森章太郎の青春』左側に明朝体縦組み4行の紹介文があって右に書影(帯なし)、書影の下に定価と著者名、
石ノ森章太郎の青春 (小学館文庫)

石ノ森章太郎の青春 (小学館文庫)

 以上は一致。右下に斜めに太線の破線(3.2cm*1)があって、カバー表紙最下部中央と同じ小学館文庫のマークがある。第一刷はこれだけだが第二刷はこのマークの左に、明朝体横組みでごく小さく「カバー製版:株式会社昭和ブライト/カバー印刷:文唱堂印刷株式会社」とある。(以下続稿)

*1:第二刷による。第一刷はブックコートフィルムで包むためにごく一部だが切除してあるため正確な寸法は計測できなかった。