瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山岸凉子『アラベスク』(26)

・バレエ名作ダイジェスト(5)
 『完全版Ⅲ』150〜151頁、まず150頁から見て置こう。右端上下の飾り枠の間に「――5――/ シンデレラ 」題はモダンゴシック体、文章はモダンゴシック体に明朝体のルビで段組なし、上揃えで下部にあるイラストにより字数に増減がある。

 シャルル・ペロー/の童話シンデ/レラは、小さ/い時からおな/じみの作品ですね。*1
 このバレエは、ソビエトの2大バ/レエ作曲家の1人プロコフィエフが/作曲し、1945年にボリショイ劇場で/初演されました。古典とはいえませんが/プロコフィエフが古典バレエの伝統にそ/って作りましたので/その中には「パ・*2/ド・ドゥ」「アダ/ージォ」「ガヴ/ォット」「ワル/ツ」「ブレー」/「マズルカ」な


 イラストは文章の右下と左下にあって、右下のイラストはタイトルのすぐ左、女性1人のイラストで、左側下寄せに縦組みで「「シンデレラ」」とある。左下のイラストも女性1人で左側下寄せに縦組みで「「継母のおどり」*3」とある。
 151頁は、右下に女性1人のイラストがあって右側下寄せに縦組みで「「善良な妖精」*4」とあり、左端上下の飾り枠の間に男性1人女性8人のイラストがあって、右側下寄せに縦組みで「「エピローグ」」とある。文章は150頁と同じくモダンゴシック体に明朝体のルビで段組なし、上揃えで下部にあるイラストにより字数に増減がある。

どがきちんと/入っています。そし/て、登場人物の1人/ひとりがこれらをヴ/ァリエーシ/ョンとして/おどる3幕のたいそう変化にとんだバレ/エになっています。12人の小人の幻想、/春夏秋冬の4人の妖精などロマンチック/でユーモアにとんだこの作品は、初演以/来、各国/で評判に/なりまし/た。*5


 単行本(HC版第II部第1巻)152〜153頁、まず右上に明朝体太字で大きく「シンデレラ」とあって、以下の文章は明朝体縦組み。

この作品は/みなさんお/なじみのシ/ャルル・ペ/ローの童話シンデレラ/をバレエ化したもので、/プロコフィエフが作曲して/1945年にボリショイ劇場で初演された/作品です。*6
古典とはいえませんが、古典の形式にそっ/て「パ・ド・ドウ」「アダージョ」「ガヴォッ/ト」「ワルツ」「ブレー」「マズルカ」などがき/ちんと入っていて、登場人物の1人ひとり/がこれらをヴァリエーションとして踊り、*7【152頁】たいそう/変化にと/んだバレ/エになっ/ています。*8
12人の小人の幻想、春夏秋冬の妖精などの/ロマンチックでユーモアにとんだこの作品/は初演以来、各国で評判になりました。*9


 イラスト3点は全て女性1人のもので群舞の1点が省略されている。152頁右下にシンデレラのイラスト、153頁右下に継母のイラスト、左側に妖精のイラスト。文章の省略は多くない。
 『文庫版Ⅲ』150〜151頁、150頁右端に女性1人のイラストがあってその左側下寄せ縦組み「「シンデレラ」」、このキャプションの左、下詰め「《シンデレラ 》」とある。151頁左端に女性1人のイラストがあってその左側下寄せ縦組み「「善良な妖精」」。(以下続稿)

*1:ルビ「/どうわ/ちい/とき/さくひん」。

*2:ルビ「だい/さっきょくか/さっきょく・ねん・げきじょう/しょえん・こてん/こてん・でんとう/つく/なか」。

*3:ルビ「ままはは」。

*4:ルビ「ぜんりょう・ようせい」。

*5:ルビ「はい・とうじょうじんぶつ・ひとり・まく。へんか・にん・こびと・げんそう・しゅんかしゅうとう・にん・ようせい・さくひん・しょえんい/らい・かっこく・ひょうばん」。

*6:ルビ「さくひん・どうわ・か・さつきよく・ねん・げきじよう・しよえん・さくひん」。

*7:ルビ「こてん・こてん・けいしき・はい・とうじようじんぶつ・ひとり」。

*8:ルビ「へんか」。

*9:ルビ「にん・こびと・げんそう・しゆんかしゆうとう・ようせい・さくひん・しよえんいらい・かつこく・ひようばん」。