瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

山本禾太郎「東太郎の日記」(03)

 10月7日付(02)の続き。
 ネットではヒットしないし検索も出来ない、館内限定の端末検索で「週刊朝日」の記事を検索したところ、見当通り「新大衆文藝事実小説」の懸賞が昭和7年(1932)にあったことが分かりました。そこで、その募集記事の掲載されている号と、入選作の出ている昭和8年(1933)1月の何冊か、それから見落しのないように次の本も閲覧請求しました。
・書誌書目シリーズ(78)『戦前期『週刊朝日』総目次』 黒古一夫監修・山川恭子編集
 ・平成十八年五月十五日印刷・平成十八年五月二十五日発行・ゆまに書房・A5判上製本
・上巻(525頁)創刊号〜18巻第28号(大正11年2月〜昭和5年12月)

・中巻(503頁)19巻第1号〜34巻第29号(昭和6年1月〜昭和13年12月)・下巻(491頁)35巻第1号〜47巻第34号(昭和14年1月〜昭和20年8月)/執筆者索引 気になったのは端末検索では「山本禾太郎」ではヒットしなかったことと、山下武『探偵小説の饗宴』に見える「東太郎日記」で検索してもヒットせず、昭和8年(1933)1月の号にもそれらしき題が出ていないことでした。(以下続稿)