瑣事加減

2019年1月27日ダイアリーから移行。過去記事に文字化けがあります(徐々に修正中)。

森鴎外『舞姫』の文庫本(14)

岩波文庫31-006-0『舞姫うたかたの記 他三篇』(2)
 第19刷*1と第33刷と第41刷を並べている。このうち第33刷は2013年2月18日付(08)に第8刷・第9刷と比べつつメモしている。
 カバー表紙は一致。
 カバー背表紙は下部の緑帯の部分、第19刷は「310」に下線*2、第33刷は分類票貼付のため不明、第41刷は数字なし*3
 カバー裏表紙、中央の「岩波」の壺印は一致、第19刷は上部左寄せで「ISBN4-00-310060-3 C0193 P310E定価310円(本体301円)」とある*4。第33刷は左上にバーコード2つ、1つめ「9784003100608」2つめ「1920193004007」、右上1行めはISBNコードで第19刷に一致、2行め「C0193 ¥400E」3行め「定価本体400円+税)」*5。第41刷はバーコード1つめとISBNコードは第33刷に一致、バーコード2つめ「1920193001601」右上2行め「C0193 ¥460E」3行め「定価本体460円+税)」。
 カバー表紙折返し、第33刷は「図書」の広告で「年刊購読料800円(送料込/税込)」、第41刷も「図書」の広告だが「年刊購読料=1000円(税・送料込)」*6
 カバー裏表紙折返し、第33刷は『広辞苑』第四版の広告、第41刷は岩波文庫編集部編『世界名言集』の広告で「定価2500円(税別)」*7
 第19刷のカバー折返しは、表紙折返しの右下に明朝体で小さく「映画『舞 姫』(写真提供=東宝)」とあって、平成元年(1989)6月3日公開の映画「舞姫」の白黒写真(3.7×5.2cm)が、3つずつ入っている*8
 この映画のDVDは2011年3月6日付(01)に、パンフレットは2014年4月28日付(12)に貼付したので、今回はビデオテープとちらしを貼付して置く。
・VHS

舞姫 [VHS]

舞姫 [VHS]

  • 発売日: 1989/12/21
  • メディア: VHS
・ちらし
 第19刷は約2年後の増刷なので、思ったほど原作本は読まれなくて(カバー表紙も映画の写真に変えた他社の文庫版ほど売れなくて)カバーが余っていた、ということになろうか。
 カバー表紙折返しの写真は、上、二頭立ての馬車が通過しようとするベルリンの街頭に佇む主人公(郷ひろみ)。中、主人公の下宿で礼を言いに来た女主人公が寝台に腰掛け、主人公の右手を取って接吻しようとする場面。下、庭園の中に作られた人工滝と踏石伝いにその流れを渡る主人公と女主人公。カバー裏表紙折返しの写真は、上、シルクハットの主人公の顔(左)に顔を近付ける女主人公(右)、恐らく劇場の関係者出入り口から出て来た女主人公を主人公が出迎える場面*9。中、雪の積もった外に暗い顔をして帽子を被りコートを着て佇む女主人公。下、振り返る主人公の顔(右)にもう1人の後ろ姿、ともにシルクハットで、もう1人は相沢謙吉(益岡徹)であろう。(以下続稿)

*1:2018年9月8日追記】新たに[映画]のタグを追加した。

*2:2018年9月8日追記】第26刷も同じ。

*3:9月18日追記】第14刷は「250」。

*4:9月18日追記】第14刷は最下部左寄せで「ISBN4-00-310060-3 C0193 ¥250E定価250円」とある。【2020年1月6日追記】ダイアリーからブログへの移行に際し半角「¥」が「/」と文字化けしてしまったので仮に全角で入れ直した。以下一々断らない。

*5:2018年9月8日追記】第26刷は左上バーコード2つめ「1910193003100」、右上の2行め「C0193 P310E」3行め「定価310円(本体301円)」。【2020年1月6日追記】第29刷は左上バーコード2つめ「1910193003605」、右上の2行め「C0193 P360E」3行め「定価360円(本体350円)

*6:9月18日追記】第14刷は「●創刊60年記念出版岩波文庫総目録」の広告、左下の「文庫判ブックカバー贈呈」とマークは2013年2月18日付「森鴎外舞姫』の文庫本(08)」で見た第8刷・第9刷に一致。【2018年9月8日追記】第26刷は『広辞苑』第四版の広告で、岩波文庫31-005-7『山椒大夫高瀬舟 他四篇』第71刷に同じ。

*7:2018年9月8日追記】第26刷「ワイド版 岩波文庫」の広告で、岩波文庫31-005-7『山椒大夫高瀬舟 他四篇』第71刷に同じ。

*8:9月18日追記】第14刷は「完訳千一夜物語全13巻」と「完訳三 国 志全8巻」の広告。

*9:映画のDVDは見たが細かく覚えていない。